継続は力なりー医療者の定期的な技術指導サポート実施―

講義を1回受けただけで、その内容を理解し、身につくという人は一体どれだけいるでしょう?
PHJでは医療従事者、主に保健センタースタッフの能力強化・向上のため、研修を実施しています。
しかし、1回の研修だけではスキル・知識の維持が難しい、忘れてしまう、という声が参加者や関係者から上がっていました。

そこで、再研修やコーチングの実施などと共に、定期的な技術指導サポートを行っています。毎月1回、講師となる保健行政区スタッフが対象保健センターに赴き、保健センタースタッフが実際に来院者を診ている現場で直接指導しています。指導後、保健行政区スタッフは、保健センタースタッフミーティングで、全保健スタッフにフィードバックを伝えます。

2020年始めから実施している活動ですが、以前と比べ、保健センタースタッフの能力が上がったと、そして対応がよくなり、保健センターに来院しやすくなったという声が、多くの地域住民から上がるようになりました。
保健センタースタッフからも、自分の技術に自信が持てるようになった、以前より来院者から感謝されるようになりうれしい、といったコメントが聞けるようになりました。

技術指導にはホスピタリティについても取り入れていますが、なによりも保健センタースタッフ自身が自分たちのスキルに自信が持てるようになったことが来院者対応の質の向上につながっているようです。

医療従事者の能力向上は、保健制度の発展の大事な要素です。地道な努力ではありますが、長期的な医療制度の発展を目指していきます。

全ての人が健康で希望を持って暮らせるために、保健センタースタッフがこれからもより一層、村人の健康を守っていけるよう、PHJも活動を通して貢献していきますので、これからも温かく見守っていてください。

【本事業は、外務省日本NGO連携無償資金とサポーター企業・団体、個人の皆様からのご支援により実施しています。】

小児科チーム連携会議を開催

ストゥントロン保健行政区で、小児科チーム連携(PCAT)会議を6月28日に開催しました。
会議には、ストゥントロン保健行政区長とスタッフ、地方病院スタッフ、ストゥントロン保健行政区管轄保健センタースタッフ各1名、またPHJからは石山所長とスタッフ1名が参加しました。
新型コロナウイルス感染拡大の影響で、参加人数を制限しての開催となりました。

この会議は管轄地の子どものケア関する問題を共有し、その解決策を導き出すこと目的としています。
今回は2021年前半の活動の振り返りを行いました。


保健行政区長が、2021年度前半の子どものケア関連の保健サービスについて、好事例や問題点をプレゼンテーションしました。

その後さらなる子どものケアサービスの向上に向けた話し合いが行われ、
スタッフ同士の役割分担の効率化、記録の強化、カウンセリングのスキル向上、小児疾病統合管理(IMCI)の再研修実施などが解決策としてあげられました。

PHJでは、事業地で小児疾病統合管理と身体測定・栄養教育(GMP)の再研修を実施する予定です。
また、現在、保健行政区スタッフによる保健センタースタッフの子どものケア技術指導を対象4保健センターにてサポートしていますが、今後はストゥントロン保健行政区全12保健センターへと指導のサポートを拡大する予定です。
カンボジアの子どもたちの健康をより強固に支えていきたいと思います。

【本事業は、外務省日本NGO連携無償資金とサポーター企業・団体、個人の皆様からのご支援により実施しています。】

2021年5月号 カンボジア:産後も利用できる保健センターのために

PHJご支援者の皆様

いつもご支援ありがとうございます。
広報の南部です。

国内でも落ち着かない日々が続きますが、
カンボジアでも
新型コロナウイルスの感染者が増え
事業地内での感染も確認されています。

こうした状況だからこそ大切な保健・衛生教育。

大人数を集めての啓発活動ではなく、
保健ボランティアさんが戸別訪問し、
コロナ感染対策をはじめ妊婦健診・産後検診の重要性を伝えています。

コロナ禍でさまざまな制限があるなかで
安心・安全なお産をはじめ、
人々の健康をささえられたらと思います。

それでは、今月の活動レポートです。

※ミャンマーの国内情勢が流動的な中、ミャンマー事業で計画された活動の実施は、現在も見合わせています。

【PHJ活動レポート】
●イベントご案内
・本日5月31日19時よりクラウドファンディング「カンボジアの産後のお母さんと赤ちゃんが安心・安全に過ごせる診療所を。」
オンライン報告会を開催いたします。
ご支援いただいた方にはZOOMのリンクをご案内しております。お気軽にご参加ください。

●カンボジア事業
設備がなく利用されていなかった保健センターの「産後ケア室」を
クラウドファンディングのご寄付で整備することができました。

https://www.ph-japan.org/program_cambodia_maternal_105

●終了イベント
・5月27日に第63回運営委員会をオンラインで開催しました。

【身近なことから支援に参加できます!】
○読まなくなった本やDVD、CDがPHJの寄付になります
「古本チャリティ募金」
https://www.ph-japan.org/support_hon

○寄付型ウォーターサーバー登場!
自動販売機だけでなく、ウォーターサーバーも
飲むだけで寄付ができるようになりました。
オフィス内などに設置して社会貢献してみませんか?
http://www.ph-japan.org/corporate_sponsor_vendingmachine

○Tポイントカードやクレジットカードで寄付
yahoo!ネット募金でPHJに支援することができるようになりました。
Tポイントカードのポイントを寄付することもできます
https://donation.yahoo.co.jp/detail/5011001/

○断捨離で支援!ショッピングで支援!
使わなくなったバックや服を寄付して、ショッピングをして、
PHJを支援することができるようになりました。

海外ファッション通販サイト「waja」の
【ファッションチャリティプロジェクト】
http://www.waja.co.jp/fcp/npo/activity/8.html

_____________________________________________

最後まで読んでいただきありがとうございます。
お問い合わせやご感想などinfo@ph-japan.org までお寄せください。

メール配信対象
本メールマガジンは、メールマガジン登録の手続きをしてくださった方々やPHJを
支援してくださっている方々、PHJの運営委員の方々にお送りしています。

◆メール配信解除
メールニュースの配信停止をご希望の方は、以下のページにてお手続きを
お願いいたします。
≫ http://www.ph-japan.org/about_mailmagazine

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発行者:特定非営利活動法人ピープルズ・ホープ・ジャパン
代表 神谷 洋平
広報 南部 道子
〒180-8750 東京都武蔵野市中町 2-9-32
Tel: 0422-52-5507  Fax: 0422-52-7035

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Copyrightピープルズ・ホープ・ジャパン

ミャンマー国内情勢の変化に対するPHJの対応について(3)

ご支援者の皆様

PHJの活動に対するご理解とご支援に心より感謝申し上げます。

2月1日以降、ミャンマーの国内情勢は変化を続けています。この情勢の変化の中で、尊い生命を落とされた方々の
ご冥福をお祈りするとともに、負傷された方々の一日も早い回復を願っています。

PHJは2014年に現地事務所を開設しました。たくさんの方々の支援、保健当局・医療者の連携、コミュニティの協力で
6年間続いた支援事業を、2020年11月に完了しました。

2020年12月、新しい支援事業を開始しました。現在、計画された活動の実施を見合わせていますが、安全な妊娠・出産、
元気な赤ちゃんの誕生のために、PHJにできる支援を継続していきたいと考えています。

現在もミャンマー事務所の現地スタッフと毎日連絡を取り合い、全員の無事を確認しています(現在、日本人スタッフは
駐在していません)。

現地スタッフと事業関係者の安全を最優先にして、情勢の変化を注視しつつ、これまでも、また、これからも、
PHJはできる限りの努力を続けます。

特定非営利活動法人(認定NPO法人)
ピープルズ・ホープ・ジャパン
代表 神谷 洋平

市場で感染予防の衛生キャンペーンを実施

コンポンチャム州内で新型コロナウイルスの市中感染が拡大し、PHJの事業地でも新規感染者が確認されました。
PHJは区役所と連携し、6月26日、感染予防対策として衛生キャンペーンを行いました。

キャンペーンの対象地としたのは、人が集まる村の市場。

不特定多数の人々との接触が多い小売業の人々に感染予防のリーフレットとマスクを渡したり、スピーカーで感染予防のメッセージを流すなど、啓発活動を実施しました。マスクをつけていない人にも、その場で感染予防の大切さを説明し、マスクを配布して着用を勧めました。

本キャンペーンに協力・参加した区役所にもマスク500枚と消毒ジェル(30リットル)を寄贈しました。

【本事業は、大日本住友製薬株式会社様からのご支援により実施しています。】

2021年4月号 カンボジア:オンライン寄贈式開催・新しい現地スタッフご紹介

PHJご支援者の皆様

いつもご支援ありがとうございます。
広報の南部です。

今年の母の日は5月9日。
6年前、私が二人目の子どもを出産した日でもあります。

陣痛が海の波のように押し寄せてきたなあと思い出しますが、
カンボジアでは「お産」を「大河を渡る」と表現するほど
大変で危険だということらしいのです。
お産は喜びである一方、
海や大河を彷彿とさせるインパクトがあります。

PHJの事業地での活動で
少しでもその危険を減らすことができればと思います。

さて、ミャンマーの事業地は大きな変化が訪れている中でも
お産は月に何件もあり、心配です。
PHJは現在下記のようなアナウンスメントを引き続き出しております。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
2月1日にミャンマーにおいて緊急事態が宣言されて以来、情勢は変化を続けています。
その中で、尊い生命を落とされた方々のご冥福をお祈りするとともに、負傷された方々の一日も早い回復を願っています。

現地の情勢が深刻化する中で、PHJは現地スタッフ及び事業関係者の安全を第一に考え、
現地スタッフは在宅勤務とし、2020年12月に始まった新規事業の活動は2月から見合わせています。

東京本部はミャンマー事務所の現地スタッフと毎日連絡を取り合いながら、全員の無事を確認しています。

今後も、現地スタッフと事業関係者の安全を最優先にして、情報の収集と情勢の変化を注視し続けてまいります。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
それでは今月の活動やお知らせをお読みください。

【PHJ活動レポート】
●カンボジア事業
成田コスモポリタンロータリークラブ様の
ご支援による産後母子ケアプロジェクトの寄贈式をオンラインで行いました。
https://www.ph-japan.org/program_cambodia_maternal_104

PHJカンボジア事務所に新しい現地スタッフが仲間入りしました
http://blog.livedoor.jp/ph_japan/archives/52287876.html

●お知らせ
中央大学学生の皆さんがPHJ東京事務所にて
「フィリンピンの新生児ケア」に関する論文の発表をしてくださいました。
http://blog.livedoor.jp/ph_japan/archives/52287451.html

【身近なことから支援に参加できます!】
○読まなくなった本やDVD、CDがPHJの寄付になります
「古本チャリティ募金」
https://www.ph-japan.org/support_hon

○寄付型ウォーターサーバー登場!
自動販売機だけでなく、ウォーターサーバーも
飲むだけで寄付ができるようになりました。
オフィス内などに設置して社会貢献してみませんか?
http://www.ph-japan.org/corporate_sponsor_vendingmachine

○Tポイントカードやクレジットカードで寄付
yahoo!ネット募金でPHJに支援することができるようになりました。
Tポイントカードのポイントを寄付することもできます
https://donation.yahoo.co.jp/detail/5011001/

○断捨離で支援!ショッピングで支援!
使わなくなったバックや服を寄付して、ショッピングをして、
PHJを支援することができるようになりました。

海外ファッション通販サイト「waja」の
【ファッションチャリティプロジェクト】
http://www.waja.co.jp/fcp/npo/activity/8.html

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出産後もケアが受けられる保健センターへ

事業地内の保健センターには「産後ケア室」があります。この部屋は緊急事態への対応はもちろん、産後の体を休め、心身のケアをしたり、育児に関する知識を伝えることは母子の健康にとって重要です。
しかし、3つの保健センターの産後ケア室は、設備が整っていません。
そのため、産後のお母さんと赤ちゃんは産後直後でも、自宅に帰っていました。

オームルー保健センター産後ケア室
ピアムコスナー保健センター産後ケア室

 

アレアッタノー保健センター産後ケア室

そこで、クラウドファンディングを実施し、いただいたご寄付を設備購入にあてました。
PHJスタッフが備品の購入から、キャビネットの組み立てなどすべてを行いました。電気系統やドアの整備を行った産後ケア室もあります。



各産後ケア室には主に車いす、点滴台、カーテンレール、カーテン、網戸、マットレス、キャビネット、棚、扇風機、医療者用デスクなどを整備しました。

設備支援後のピアムゴスナー保健センター産後ケア室

3つの保健センターの産後ケア室に必要な設備が整いました。これからは産後の母子がゆっくりとケアを受けられることを願います。

2021年3月号 国内:アイロボットジャパンが東京都病院協会へ掃除ロボット寄贈 カンボジア:保健センターの入り口舗装

ご支援者の皆様

いつもご支援ありがとうございます。
PHJ広報の南部です。

日々あたたかくなり
日本は春へと一歩一歩近づいています。

一方で皆様もご存じの通り、
PHJの事業地ミャンマーは厳しい状況が続いています。
ミャンマーに関するPHJのアナウンスメントはこちらです。
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2月1日にミャンマーにおいて緊急事態が宣言されて以来、
情勢は変化を続けながら、2ヶ月が経過しました。
この情勢の変化の中で、尊い生命を落とされた方々のご冥福をお祈りするとともに、
ケガをされた方々の一日も早い回復を願っています。

現在、ミャンマー事務所の現地スタッフと毎日連絡を取り合いながら、全員の無事を確認しています。日本人駐在員は、ミャンマーにおける新型コロナウイルス感染拡大のため、2020年4月に退避帰国しております。

2020年12月に始まった新規事業の活動は見合わせており、
今後も、現地スタッフと事業関係者の安全を最優先にして、在宅勤務体制のもと、情報の収集と情勢の変化を注視し続けてまいります。
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なお現在、
カンボジアでは新型コロナウイルスの感染者が2月中旬から増加しているため、
大人数の集まるトレーニングなどが禁止されるなど、
活動を制限しながら続けています。

それでは最近の活動をご覧ください。

【PHJ活動レポート】
●国内事業
新型コロナウイルス感染拡大の中で尽力されている医療従事者を応援するため、
アイロボットジャパンがPHJを通して
東京都病院協会へ掃除ロボット550台を寄贈しました
http://blog.livedoor.jp/ph_japan-saigai/archives/55007985.html

●カンボジア事業
クポッタゴン保健センターの入り口舗装
雨季は水たまり、乾季は砂埃で、診療所へ訪れる人を困らせていたクポッタゴン保健センターの入り口ですが、舗装工事が行われました。

https://www.ph-japan.org/program_cambodia_maternal_103

【身近なことから支援に参加できます!】
○読まなくなった本やDVD、CDがPHJの寄付になります
「古本チャリティ募金」
https://www.ph-japan.org/support_hon

○寄付型ウォーターサーバー登場!
自動販売機だけでなく、ウォーターサーバーも
飲むだけで寄付ができるようになりました。
オフィス内などに設置して社会貢献してみませんか?
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○Tポイントカードやクレジットカードで寄付
yahoo!ネット募金でPHJに支援することができるようになりました。
Tポイントカードのポイントを寄付することもできます
https://donation.yahoo.co.jp/detail/5011001/

○断捨離で支援!ショッピングで支援!
使わなくなったバックや服を寄付して、ショッピングをして、
PHJを支援することができるようになりました。

海外ファッション通販サイト「waja」の
【ファッションチャリティプロジェクト】
http://www.waja.co.jp/fcp/npo/activity/8.html

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