2019年7月 ミャンマー:妊産婦の身近で頼もしい存在(補助助産師)、カンボジア:産後検診の啓蒙

━━━━━━━━━━━2019年7月31日
アジアの母と子をささえる 国際保健医療支援団体
ピープルズ・ホープ・ジャパン(PHJ)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ご支援者の皆様
いつもご支援ありがとうございます。
こんにちは。
ピープルズ・ホープ・ジャパンの
インターンの半田です。
着物のキティちゃんが国連本部でSDGsをアピールしているニュースをご覧になったかたも多いのではないでしょうか。
7月9日から18日まで、国連本部で、持続可能な開発に関するハイレベル政治フォーラムが開催され、
そのヒトコマとして、キティちゃんが登場しました。
持続可能な開発に関するハイレベル政治フォーラムは、各国の代表がSDGs達成に向けた進捗状況や課題を話し合う場です。
キティちゃん、実はSDGsの歌まで歌っているのです。
少し前に河野外務大臣がキティちゃんとコラボして、「タローキティ」としてSDGsの推進の歌を歌っていました。
キティちゃんの歌には、SDGs GOAL3「すべての人に健康と福祉を」の歌もあります。
歌の内容は、感染症にフォーカスしたものとなっていますが、
GOAL3には、PHJの目指す、妊産婦の死亡率を減らすこと、5歳未満死亡率を減らすことなども目標として盛り込まれています。
「すべての人が健康で希望をもってくらせるように」
PHJのこの理念は、まさにGOAL3の達成とリンクしています。
これからもご支援、どうぞよろしくお願いいたします!
さて、今月のニュースです。
■■■CONTENTS ■■■
【1】お知らせ
・8月22日にPHJ第24回 理事会・第22回総会を如水会館(東京・千代田区)にて開催します。
【2】PHJ活動レポート
○海外事業
・ミャンマー
>妊産婦の身近で頼もしい存在「補助助産師」の研修
無給で働く補助助産師は、村の妊産婦の健康相談に乗ったり、地域の助産師へつないだりするほか、
助産師が不在の時には分娩介助を単独で行うこともあります。
そのため補助助産師の知識や技術を維持することはとても大切です・・・
(記事はこちら)
https://www.ph-japan.org/program_myanmar_maternal_64
・カンボジア
>母子保健ボランティア 産後検診啓蒙のためのトレーニング
村の妊産婦を直接支援する役割を果たす
母子保健ボランティアのトレーニングが行われました。
今回は産後のお母さんたちに産後検診を受けてもらうための知識を身に着けます。
(記事はこちら)
https://www.ph-japan.org/program_cambodia_maternal_84
【3】身近なことから支援に参加できます!
○読まなくなった本やDVD、CDがPHJの寄付になります
「古本チャリティ募金」スタート!!!
https://www.ph-japan.org/support_hon
○寄付型ウォーターサーバー登場!
自動販売機だけでなく、ウォーターサーバーも
飲むだけで寄付ができるようになりました。
オフィス内などに設置して社会貢献してみませんか?
http://www.ph-japan.org/corporate_sponsor_vendingmachine
○Tポイントカードやクレジットカードで寄付
yahoo!ネット募金でPHJに支援することができるようになりました。
Tポイントカードのポイントを寄付することもできます
http://donation.yahoo.co.jp/detail/5011001/
○断捨離で支援!ショッピングで支援!
使わなくなったバックや服を寄付して、ショッピングをして、
PHJを支援することができるようになりました。
海外ファッション通販サイト「waja」の
【ファッションチャリティプロジェクト】
http://www.waja.co.jp/fcp/npo/activity/8.html
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最後まで読んでいただきありがとうございます。
お問い合わせやご感想など mailto:info@ph-japan.org までお寄せください。
メール配信対象
本メールマガジンは、メールマガジン登録の手続きをしてくださった方々やPHJを
支援してくださっている方々、PHJの運営委員の方々にお送りしています。
◆メール配信解除
メールニュースの配信停止をご希望の方は、以下のページにてお手続きを
お願いいたします。
http://www.ph-japan.org/about_mailmagazine
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発行者:ピープルズ・ホープ・ジャパン
国際保健医療支援団体 認定NPO法人第1号
代表 佐野 廣二
広報 南部 道子 インターン 半田 玲子
〒180-8750 東京都武蔵野市中町 2-9-32
Tel: 0422-52-5507  Fax: 0422-52-7035
e-mail:mailto:info@ph-japan.org
URL: https://www.ph-japan.org
Copyrightピープルズ・ホープ・ジャパン
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2019年6月 ミャンマーの助産師へ最後の手紙(駐在員から)、フードデモンストレーション(カンボジア)

━━━━━━━━━━━2019年6月28日
アジアの母と子をささえる 国際保健医療支援団体
ピープルズ・ホープ・ジャパン(PHJ)
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ご支援者の皆様
いつもご支援ありがとうございます。
こんにちは。
ピープルズ・ホープ・ジャパンのインターンの半田です。
東京2020のチケット抽選結果が発表されましたね。
東京2020では、持続可能な開発目標に沿った大会運営が目指されています。
7月にはG20大阪サミットの、8月には横浜でTICAD7の開催を控えています。
大きな国際会議が日本で開かれるなか、議長国・開催国としての日本のSDGsへの
イニシアチブに注目が集まりそうです。
今後もPHJは、皆様のお力添えのもと、SDGsに貢献していきたいと考えています
さて、今月のニュースです。
■■■CONTENTS ■■■
【1】PHJ活動レポート
○海外事業
・ミャンマー
>タッコン郡3回目の助産師卒後教育の実施
トレーニングによって自分のミスに気付くことができました・・・
(記事はこちら)https://www.ph-japan.org/program_myanmar_maternal_63
>ミャンマーの助産師へ最後の手紙
6月末に退職するPHJミャンマー事務所の志田が
ミャンマーへの想いを綴りました
(記事はこちら)http://blog.livedoor.jp/ph_japan/archives/52270328.html
・カンボジア
>フードデモンストレーション(離乳食の調理実習)の実施
今まで栄養のあるお粥の作り方を知らなったけど・・・
(記事はこちら)https://www.ph-japan.org/program_cambodia_maternal_83
〇国内
>インターンによるカンボジアもぐもぐお話会の開催報告
幸せってなんだろう・・・
(記事はこちら)http://blog.livedoor.jp/ph_japan/archives/52269689.html
【2】身近なことから支援に参加できます!
○読まなくなった本やDVD、CDがPHJの寄付になります
「古本チャリティ募金」スタート!!!
https://www.ph-japan.org/support_hon
○寄付型ウォーターサーバー登場!
自動販売機だけでなく、ウォーターサーバーも
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○Tポイントカードやクレジットカードで寄付
yahoo!ネット募金でPHJに支援することができるようになりました。
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○断捨離で支援!ショッピングで支援!
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2019年5月号 政府職員と事業モニタリング評価(ミャンマー)

━━━━━━━━━━━2019年5月30日
アジアの母と子をささえる 国際保健医療支援団体
ピープルズ・ホープ・ジャパン(PHJ)
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ご支援者の皆様
いつもご支援ありがとうございます。
こんにちは。
ピープルズ・ホープ・ジャパンの
インターンの半田です。
珍しく社会人インターンです。
週4日はキャンサースキャンという会社で働いています。
学生時代から関心のあった国際協力の仕事に関われて嬉しいです。
どうぞよろしくお願いいたします。
5月23日には運営委員会に参加しました。
運営委員会には、運営委員の方のほか、いつもご支援下さっているドナーの方々、
そして医療系大学の学生の方などにご参加いただきました。
活動の内容についていくつか質問や意見をいただき、
関心の高さが見えました。
このような会で
さまざまな方の意見を取り入れながら
より良い活動に成長させていければと思います。
運営委員会の詳細な内容については下記をご覧下さい。
さて、今月のニュースです。
■■■CONTENTS ■■■
【1】PHJ活動レポート
○海外事業
ミャンマー
政府職員と事業モニタリング評価ワークショップを開催
https://www.ph-japan.org/program_myanmar_maternal_62
カンボジア
保健ボランティアへの研修を実施
https://www.ph-japan.org/program_cambodia_maternal_82
〇国内
インターンによる第59運営員会の開催報告
http://blog.livedoor.jp/ph_japan/archives/52269321.html
【2】人材募集
・東京本部 海外事業担当職員
・カンボジア・ミャンマー駐在員を募集しています。
【3】身近なことから支援に参加できます!
○読まなくなった本やDVD、CDがPHJの寄付になります
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○寄付型ウォーターサーバー登場!
自動販売機だけでなく、ウォーターサーバーも
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オフィス内などに設置して社会貢献してみませんか?
http://www.ph-japan.org/corporate_sponsor_vendingmachine
○Tポイントカードやクレジットカードで寄付
yahoo!ネット募金でPHJに支援することができるようになりました。
Tポイントカードのポイントを寄付することもできます
http://donation.yahoo.co.jp/detail/5011001/
○断捨離で支援!ショッピングで支援!
使わなくなったバックや服を寄付して、ショッピングをして、
PHJを支援することができるようになりました。
海外ファッション通販サイト「waja」の
【ファッションチャリティプロジェクト】
http://www.waja.co.jp/fcp/npo/activity/8.html
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最後まで読んでいただきありがとうございます。
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支援してくださっている方々、PHJの運営委員の方々にお送りしています。
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国際保健医療支援団体 認定NPO法人第1号
代表 佐野 廣二
広報 南部 道子 インターン 半田
〒180-8750 東京都武蔵野市中町 2-9-32
Tel: 0422-52-5507  Fax: 0422-52-7035
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グイピン村サブセンターの誕生

グイピン村に、サブセンターと呼ばれる一次医療施設が完成しました。

これまで、このサブセンターの管轄地域にあった医療施設は築約40年の助産師さんの家のみで、そこは窓にガラスもない、分娩室もない環境でした。
そのため、この地域の出産は助産師の介助のもと妊婦さんの自宅で行われることが多く、資格のない伝統的産婆の介助による出産もまだ残っていました。
そこでPHJでは、安全なお産のための丈夫で衛生的な医療施設を確保するべく、タッコン郡保健局と協力し、今回のサブセンターを完成させました。
(日本NGO連携無償資金協力の支援によるものです)

サブセンターの寄贈式

医療施設として必要な乳幼児用体重計や分娩台などの機器も寄贈し、医療設備が整いました。

分娩室の新生児用体重計

寄贈式の後には、グイピン村の村人たちが村の畑で採れた新鮮な野菜や豆を使ったミャンマー料理を用意してくれ、参列者みんなで囲んでお祝いをしました。
村中の人が、サブセンターの誕生を心からお祝いし、喜んでいる様子が感じられました。
サブセンターの土地は、グイピン村の村人から政府へ譲渡してもらったものです。
地主の方は、「経済状況に関係なく、老若男女すべての人が使うことのできる施設のために」との思いで土地を寄付してくださいました。
政府、村人、医療者すべての人が力を合わせて完成したサブセンターが、村人の健康を守る大切な場所になるよう、PHJはこれからも支援していきます。

ボランティアさんに自転車を寄贈

ストゥントロン保健行政区長主催による「保健ボランティア並びに母子保健ボランティアへの自転車(109台)贈呈式典」が、郡長であるトゥン・ネット氏を迎えて開催されました。保健ボランティア・母子保健ボランティアは猛暑や大雨の中でも村びとの健康のために精力的に活動を行っています。公共交通機関が十分発達していない当地のボランティア達にとって、活動のための移動手段確保が予てより課題になっていました。PHJではこれを解決するためにボランティア達に自転車を109台贈呈することにしました。

式典は8月14日7時半からストゥントロン保健行政区で、PHJが活動を行っている4つの区の保健センター長、そして保健ボランティア・母子保健ボランティア100名以上が出席して行われました。

郡長はスピーチの中でPHJの貢献に対して感謝の意を表し、これからもPHJの活動に協力することを約束してくれました。

保健行政区長はスピーチの中で自転車贈呈だけでなく、保健センターやボランティア達に対する日ごろのPHJによるテクニカルサポート面の貢献も賞賛してくれました。また、ボランティア達には自転車を大切に使いよくメンテナンスすること、そして自転車を使ってよりコミュニティーに貢献することを期待すると話されました。
ボランティア達は区毎に、一人ひとり順番に自転車を受け取りました。
たくさんのボランティア達が笑顔で帰っていきました。
PHJはこれからも保健ボランティアと母子保健ボランティア達の活躍を応援していきます。

支援事例:カシオ計算機株式会社

カンボジア・ミャンマー・日本 壁掛け時計・計算機・プロジェクターの寄贈(2008年~2019年)

カシオ計算機株式会社はPHJの活動地域で自社製品を医療保健施設やPHJ事務所へ寄贈し支援して下さっています。
2008年にはカンボジアへ壁掛け時計、計算機41台、2011年にはPHJ東京事務所へプロジェクター1台、2017年にはカンボジアとミャンマーのPHJ事務所へプロジェクター各1台を寄贈してくださいました。2019年には東京事務所へプロジェクター1台を寄贈してくださいました。
カンボジア事務所へ寄贈してくだったプロジェクターは保健行政区との会議、保健センタースタッフ・助産師との会議や研修に使わせていただいています。写真は2018年6月、PHJがコンポンチャム州ストゥントロン保健行政区で行ってきた事業が最終段階に入り、現地が自力で事業を継続していける体制を整え、4年間の活動引継ぎ会議でカンボジア事務所長が説明しているところです。

ミャンマー事務所へ寄贈してくださったプロジェクターは、タッコン郡での妊婦さん・村人への保健教育、助産師・補助助産師の研修や会議に使わせていただいています。写真は2018年4月、妊婦さんと村人向けの「安全なお産を学ぶ」教育に、ミャンマー保健省作成のドラマを教材にして見せているところです。寄贈いただいたプロジェクターを使い、参加者に喜ばれる保健教育を実施できました。

妊産婦の身近で頼もしい存在「補助助産師」の研修

ミャンマーのタッコン郡には現在35名の補助助産師がいます。
補助助産師は6ヶ月の研修を受け、自分たちが居住する村で助産師の指導・監督のもと、無給で働く医療スタッフです。
村の妊産婦の健康相談に乗ったり、地域の助産師へつないだりするほか、助産師が不在の時には分娩介助を単独で行うこともあります。
そのため、補助助産師の知識や技術の質を維持することはとても重要です。
PHJでは、2016年からタッコン郡保健局と協力して補助助産師の卒後リフレッシュ研修を定期的に行い、彼らの知識と技術の質を維持することができるよう支援しています。

タウンシップ保健師長からのフィードバックを真剣に聞く参加者

今回の研修は、妊産婦健診や妊娠中の危険兆候、予防接種についての講義に加え、分娩介助実習を含めた内容でした。
天候の悪い中、悪路を片道3~4時間かけてバイクで来ている参加者や、前夜に村の妊婦さんが出血して
急遽町の大きな病院へ搬送するといった手配に追われ、睡眠不足のなか参加した人もいました。

分娩実習を実施する参加者

実習では胎児モデルを使用し、タウンシップ保健師長の指導・監督のもと、スキルチェックを行っていきます。
参加者同士で声を掛け合って間違いを正したり、不足を補い合ったりして、皆、真剣です。
参加した補助助産師からは、
「妊産期の危険兆候や全身の健診方法などの正しい知識を改めて確認できてとても自信がついた。」
「実習で自分の間違いを見つけて直すことができた。」といった声がありました。
各村で村民と居住を共にしながら活動する補助助産師は、村の人たちにとってとても身近で頼もしい存在です。
自身の知識と技術をアップデートした彼らが、より一層村の住民に寄り添う存在でいられるよう、これからも支援していきます。

カンボジア コンポンチャム州子どものケア支援ネットワーク強化事業

カンボジア コンポンチャム州子どものケア支援ネットワーク強化事業
(期間:2018~ 対象地域:コンポンチャム州)

PHJはコンポンチャム州で2014 年から妊娠・出産・産後期を中心に保健センターでの母子保健サービスを強化し利用増を促進する活動を実施してきました。しかし、村での活動を実施する中で5 歳未満の子供の健康問題が顕在化。男女ともに完全母乳育児期が終わり、離乳食が始まる6 ヶ月を境に低栄養の割合が増加し、特に1歳から2 歳未満の男児では低体重26.0%、低身長19.5% でした*。「低栄養」は子どもたちが病気にかかるリスクを高めるだけでなく、成長に及ぼす負の影響は生涯に渡り続くといわれています。
*岩本、他、「カンボジア国コンポンチャム州における子どもの慢性低栄養の男女差」、2016

活動内容

本事業は、保健センタースタッフと村のボランティアが支援ネットワークを形成し、地域の子どものケアに関する知識普及や実践促進を行うことにより、5 歳未満児の予防可能な死亡を削減しつつ、健康な成長発達が促進されることを目的とします。子どもの栄養改善など健康増進や疾病予防に対する地域住民の関心を高めて家庭でのケア実践の増進を狙いとしています。
保健センターでの予防接種、成長モニタリングなどの健診や小児疾病管理の保健サービスを提供できる体制づくりをコミュニティの参画のもとに推進します。

活動レポート

2018/7/26
2018/6/27
2018/4/26
2018/3/29

母子保健ボランティア 産後検診啓蒙のためのトレーニング

現在、PHJカンボジアでは2歳以下の子どもの健康を支えるためのネットワークづくりをしていますが、この事業のなかで母子保健ボランティアは村の妊産婦を直接支援する役割を果たします。
活動の中でも目標とされている家庭での子供の健康に関する知識や意識を高めるためにはなくてはならない存在で、妊婦健診や産後検診といった産前産後のケアの啓蒙や栄養教育といった活動の核になります。
7月はじめの4日間、ピアムゴッスナー母子保健ボランティアの第2回初期トレーニングを開催しました。今回のトレーニングは、6月末に行った第1回初期トレーニング「妊婦健診サービスについて」の続きです。
「産後検診サービスについて」が今回のトレーニング内容で、13人の母子保健ボランティアが参加しました。
比較的大人数だったので、会場として保健センター近くの学校の教室をお借りしました。
学校の校長先生は活動にとても理解を示してくれ、快く教室を貸してくれました。
ファシリテーターとして保健局の医者と看護師が参加しました。

産後検診の大切さについての講義、新生児と母親の健康状態の評価方法、体温計の使い方、家庭訪問の仕方などが主なトレーニング内容でした。

最終日は実技です。グループに分かれて近くの村に行き、出産したばかりの女性へ家庭訪問をします。

保健局の医者と看護師の指導のもと、参加者全員が家庭訪問の実演をしました。
母子保健ボランティアが、フリップチャートの教材を利用しながらわかりやすく説明しています。


最後は、参加者13人の母子保健ボランティアへ救急箱、教材、バッグを贈り、トレーニングは終了しました。


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