施設整備モニタリング~医療施設内の衛生・整理状況の管理に向けて~

PHJはタッコン郡保健局スタッフと共に、村のサブセンター(一次医療施設)の衛生状況、器材や医薬品の整理状況の定期的なモニタリングを行っています。
この活動の目的は、PHJが支援した施設や供与した器材が適切に維持・管理されているかを確認すること、またPHJのプロジェクトが終了した後も、現地の人たちだけで適切な管理ができることを目指しています。
私たちの活動地であるタッコン郡では村のサブセンターに配属されている助産師や公衆衛生スーパーバイザーが施設の環境整備に務める役割があり、タッコン郡保健局が管理監督の役割を担っています。日本の医療施設では毎日清掃をし、衛生的に保つのが当然のことですが、ミャンマーでは清掃員がいなかったり、衛生的概念の違いなどから、適切に維持・管理することが難しい状況にあります。

サブセンター配属の助産師に指導するタッコン郡保健局のスタッフ

この活動が始まってから、清掃予定表を作成し、助産師が定期的に掃除するようになったり、供与した器材も適切に管理・維持できるようになってきました。
そして、管理監督しているタッコン郡保健局のスタッフもどこをチェックすればいいのか、モニタリングに慣れてきたようです。また、タッコン郡保健局の提案で、このモニタリングの際に、助産師の記録類の確認も行うようになりました。

助産師が作成した清掃予定表

モニタリングが定着し、現在ではタッコン郡保健局を監督しているネピド―公衆衛生局にもこの活動が評価されるようになりました。
今後は、プロジェクト終了後もモニタリングが定着するよう、モニタリング役の育成にも取り組んで行きます。

薬の消費期限を確認する新たなモニタリング役の地域保健センター所属スタッフ

2019年1月号 国際協力メディアganasでミャンマーの活動が記事になって掲載

━━━━━━━━━━━2019年1月31日
アジアの母と子をささえる 国際保健医療支援団体
ピープルズ・ホープ・ジャパン(PHJ)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ご支援者の皆様
こんにちは。
ピープルズ・ホープ・ジャパンの
南部です。
最近ではインフルエンザが猛威をふるい、
PHJ東京事務所のスタッフも数名かかりましたが、
皆様いかがお過ごしでしょうか。
さて、昨年の11月末に開催した
ミャンマーの活動報告会を取材してくださった国際協力メディアのganasさんが
●「助産師つき自宅出産」「医療施設での出産」どちらを選んでも安全にする!
というタイトルで記事を書いてくださいました。
https://www.ganas.or.jp/20190128phj/
支援する側がつくった雛型で通り一遍の支援するのではなく、
現地の人の想いに一番フィットする支援の形を考え抜いてともに作り上げていく、
そんなPHJの駐在員の想いをしっかりとくみ取って、見事に記事にしてくださいました。
ぜひ皆さまもご一読ください。
では今月の活動内容はこちらです。
■■■CONTENTS■■■
【1】海外活動レポート
○カンボジア: 保健行政区におけるPDCAの理解と定着に向けて
https://www.ph-japan.org/program_cambodia_maternal_80
○ミャンマー: 「この施設で産んで良かった」サブセンターでお産の体験を共有
https://www.ph-japan.org/program_myanmar_maternal_58
【2】募金の報告
・「カンボジア洪水子ども支援募金」終了報告
2018年8月より発生したメコン川流域の洪水によりPHJカンボジアの事業対象地の一部でも、洪水により地域の大部分が水没し、多くの住民が避難生活を余儀なくされました。
そこでPHJでは、国立研究開発法人 国立国際医療研究センター(略称:NCGM)国際医療協力局の調査チームの協力をえて、水の配布、重篤な急性低栄養、繰り返す下痢などの重篤な感染症兆候のある2歳未満の子どもの早期発見・搬送と、健康教育による村人の健康被害の予防啓発活動を10月に実施しました。
この活動の支援のために、2018年9月14日より募金活動を開始し、2018年12月31日までに集まった募金額は41万2,127円となりました。本事業において実際に使用しました経費は57万8000円となりますが、不足分に関しては自己資金にて補います。短い期間に多大なるご支援に心より御礼申し上げます。
・「2019PHJチャリティカレンダー募金」の報告
PHJの2019アジアの動物カレンダーによる募金は2,934,786円(2018年10月〜2019年1月末)集まりました。皆様のご協力ありがとうございました。
【3】身近なことから支援に参加できます!
○読まなくなった本やDVD、CDがPHJの寄付になります
「古本チャリティ募金」スタート!!!
https://www.ph-japan.org/support_hon
○寄付型ウォーターサーバー登場!
自動販売機だけでなく、ウォーターサーバーも
飲むだけで寄付ができるようになりました。
オフィス内などに設置して社会貢献してみませんか?
http://www.ph-japan.org/corporate_sponsor_vendingmachine
○Tポイントカードやクレジットカードで寄付
yahoo!ネット募金でPHJに支援することができるようになりました。
Tポイントカードのポイントを寄付することもできます
http://donation.yahoo.co.jp/detail/5011001/
○断捨離で支援!ショッピングで支援!
使わなくなったバックや服を寄付して、ショッピングをして、
PHJを支援することができるようになりました。
海外ファッション通販サイト「waja」の
【ファッションチャリティプロジェクト】
http://www.waja.co.jp/fcp/npo/activity/8.html
_____________________________________________
最後まで読んでいただきありがとうございます。
お問い合わせやご感想など
mailto:info@ph-japan.org までお寄せください。
◆メール配信対象
本メールマガジンは、メールマガジン登録の手続きをしてくださった方々やPHJを
支援してくださっている方々、PHJの運営委員の方々にお送りしています。
◆メール配信解除
メールニュースの配信停止をご希望の方は、以下のページにてお手続きを
お願いいたします。
≫ http://www.ph-japan.org/about_mailmagazine
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発行者:ピープルズ・ホープ・ジャパン
国際保健医療支援団体 認定NPO法人第1号
代表代行 神谷 洋平
広報 南部 道子
〒180-8750 東京都武蔵野市中町 2-9-32
Tel: 0422-52-5507  Fax: 0422-52-7035
e-mail:mailto:info@ph-japan.org
URL: http://www.ph-japan.org
Copyrightピープルズ・ホープ・ジャパン
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2018年12月号 忘れていませんか?平成最後の年末募金..

━━━━━━━━━━━2018年12月28日
アジアの母と子をささえる 国際保健医療支援団体
ピープルズ・ホープ・ジャパン(PHJ)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ご支援者の皆様
こんにちは。
ピープルズ・ホープ・ジャパンの
南部です。
ミャンマーでは
助産師さんが会議の中で
1年の振り返りと来年の目標を立てたり、
カンボジアでは2019年の
ダイアリーを作成したり。
年末だなあと感じさせる活動に勤しんでいます。
2018年、どんな年でしたか?
そう、気が付けば、平成最後の年末。
ここで確認、お願いします。
PHJカレンダー募金をお忘れではないですか?
まだ募金できますよ~。
1000円の募金で1部差し上げます。
https://www.ph-japan.org/support_calender
そして・・・
カンボジアの洪水子ども支援募金は12月31日に終了!
募金額は今のところ40万7127円。
これが最後のお願いとなります!
https://www.ph-japan.org/support_camflood
ぜひご協力お願いします。
と、お願いばかりをしておりますが、
今年もさまざまなご支援をいただき感謝しております。
皆様ぜひ良いお年をお迎えください。
■■■CONTENTS■■■
【1】海外活動レポート
○カンボジア:お母さんと子どもの健康をささえるダイアリー作成
https://www.ph-japan.org/program_cambodia_maternal_79
○ミャンマー: 「1年の振り返りと次の目標」助産師会議にて
https://www.ph-japan.org/program_myanmar_maternal_57
【2】国内活動レポート
○横河電機(株)構内でカレンダー募金を実施しました。
社員の方々がボランティアで募金活動を手伝ってくださいました。
http://blog.livedoor.jp/ph_japan/archives/52264098.html
○11月末に実施した「PHJ活動報告会ミャンマーの農村の暮らし、母子の健康を守る活動とは」開催報告の開催報告を掲載しています。
http://blog.livedoor.jp/ph_japan/archives/52263579.html
【3】募金のお知らせ
〇2019年PHJチャリティカレンダー
今年もカンボジア、ミャンマー、日本の子どもたちが描いた
動物の絵のカレンダーです。1000円の募金で1部差し上げます。
https://www.ph-japan.org/support_calender
〇カンボジア洪水子ども支援募金
PHJ支援地内での洪水被害の地域で水の配布と健康教育を行いました。
https://www.ph-japan.org/support_camflood
【4】身近なことから支援に参加できます!
○読まなくなった本やDVD、CDがPHJの寄付になります
「古本チャリティ募金」スタート!!!
https://www.ph-japan.org/support_hon
○自動販売機でPHJに寄付ができます
ドリンクを買うだけで、PHJに支援ができる。
そんな自動販売機をオフィス内などに設置して
社会貢献してみませんか?
http://www.ph-japan.org/corporate_sponsor_vendingmachine
○Tポイントカードやクレジットカードで寄付
yahoo!ネット募金でPHJに支援することができるようになりました。
Tポイントカードのポイントを寄付することもできます
http://donation.yahoo.co.jp/detail/5011001/
○断捨離で支援!ショッピングで支援!
使わなくなったバックや服を寄付して、ショッピングをして、
PHJを支援することができるようになりました。
海外ファッション通販サイト「waja」の
【ファッションチャリティプロジェクト】
http://www.waja.co.jp/fcp/npo/activity/8.html
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最後まで読んでいただきありがとうございます。
お問い合わせやご感想など
mailto:info@ph-japan.org までお寄せください。
◆メール配信対象
本メールマガジンは、メールマガジン登録の手続きをしてくださった方々やPHJを
支援してくださっている方々、PHJの運営委員の方々にお送りしています。
◆メール配信解除
メールニュースの配信停止をご希望の方は、以下のページにてお手続きを
お願いいたします。
≫ http://www.ph-japan.org/about_mailmagazine
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国際保健医療支援団体 認定NPO法人第1号
代表代行 神谷洋平
広報 南部 道子
〒180-8750 東京都武蔵野市中町 2-9-32
Tel: 0422-52-5507  Fax: 0422-52-7035
e-mail:mailto:info@ph-japan.org
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4月1日 佐野廣二が代表に就任いたしました

4月1日 佐野廣二 (横河電機株式会社 元執行役員・企業倫理本部長;横河ソリューションサービス株式会社 元監査役)が 認定NPO法人ピープルズ・ホープ・ジャパン(PHJ)の代表に就任いたしましたので、お知らせいたします。

2019年5月25日 カンボジアもぐもぐお話し会


東京・吉祥寺 アムリタ食堂のおいしいタイ料理(3品から選べます。)を味わいながら、カンボジア駐在歴7年のPHJ東京事務所の中田好美の話を聞くことができます。
カンボジアってどんなところで、どういう活動をしているの?駐在員の生活って?駐在員の仕事の大変なところや面白いところは?
---カンボジア農村地での駐在経験者ならではのお話しをアムリタ食堂の個室でゆっくり聞いてみませんか。
【日時:2019年5月25日(土) 12時から13時半まで】
●参加費:3000円(食事・飲み物代込み)※場所代、飲食代を除いた金額がPHJの寄付となります。
●お申込み方法:参加者のお名前、電話番号、所属、 を記載の上、メールinfo@ph-japan.org あるいはFAX 0422-52-7035 でご連絡ください。子連れの方も歓迎。お子様がいらっしゃる場合は、お申込み時に人数と年齢を記載ください。
●会場:吉祥寺アムリタ食堂(武蔵野市吉祥寺本町2-17-12)3F

スピーカー:カンボジア事務所長代行 中田好美

【PHJ東京事務所 海外事業部長 中田好美 プロフィール】
慶應義塾大学政策・メディア研究科修士課程、チェンマイ大学社会科学部持続的開発コース修士課程を経て、タイの山岳民族を支援するNGO で働く。帰国後在東京タイ王国大使館で勤務し、2006 年よりPHJ に入職。カンボジア事務所長として5年務める。ロンドン大学衛生熱帯医学大学院の公衆衛生修士課程を修了後、PHJ 本部に戻り、現職。

グイピン村で初のサブセンターを建築中

PHJの支援地であるグイピン村と周辺地域には約7千人の住民が暮らしています。
この地域では年間約130件の出産がありますが、一次医療施設であるサブセンターも分娩室もないため、約半数が自宅分娩をしています。そして、自宅分娩の約半数が無資格の伝統的産婆介助による出産です。

助産師の自宅がサブセンターの代わりに

そこでグイピン村で村人から土地を政府へ譲渡してもらい、PHJとタッコン郡保健局の主導のもと、助産師が診療や分娩介助を行うことができる施設として、サブセンターを建築することになりました。
現在、グイピンサブセンターの建築が開始されてから早1ヶ月半が経過しているところです。

サブセンター建築中

建築の際には、施工管理を担う業者も入り、建築物の質の確保に努めています。また、PHJは郡保健局や村人からなる建築管理委員会と共に進捗を確認し、定期的に会議を開いています。
完成は今年の夏頃になる予定で、土地を譲渡してくれた村人を始め、皆完成を心待ちにしています。

建築管理委員会との定例会議

建築したばかりの分娩室で新しい命の誕生

昨年9月に建設したインバコンサブセンターの分娩室で、新しい命が誕生しました。

(インバコンサブセンター建築に関してはこちらへ
今回が2回目の出産となる女性が朝6時に分娩室に入り、旦那さんも立ち会いました。

ミャンマーでは夫が出産に立ち会うことは滅多にありませんが、この夫婦は他の地域から転出してきたばかりで周辺に親せきや知人もいないため、夫が付き添うことになりました。
午前10時45分、約3㎏の元気な男の子が誕生しました。

この分娩室が村での安全なお産の場所として機能するよう今後もPHJはサポートしていきます。


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