投稿者: phj
村の頼りになるボランティア 補助助産師トレーニングの開催
PHJの活動地であるミャンマーの農村部、タッコン郡では42名の補助助産師がいます。
補助助産師は中等教育修了後に6ヶ月のトレーニングを受け、自分たちが居住する村で助産師の指導・監督のもと母子保健サービスを含む公衆衛生活動を行っています。
政府職員である助産師とは異なり、補助助産師の活動は無償で行われています。
タッコン郡では1980年代から1990年代に育成された補助助産師が大半を占めており、補助助産師課程が修了してからの卒後トレーニングの機会がほぼありません。
補助助産師は村での公衆衛生活動を助産師と一緒に行いますが、助産師が不在の場合などは分娩介助を単独で行うこともあるため、知識や技術のアップデートはとても重要なのです。
タッコン郡保健局からの要望もあり、PHJでは2016年から補助助産師の卒後トレーニングを定期的に行っています。
トレーニングは2グループに分かれ、5日間に渡って行われます。補助助産師は専門教育期間が短いので基礎的な技術についての講義や模型を使った訓練を行っています。
参加者の中には補助助産師課程が修了してから、PHJのトレーニングを受けるまで1回もトレーニングを受けたことがない人や、いつトレーニングを受けたかさえ思い出せない人もいました。
「トレーニングは前に習ったことを思い出させてくれます。今回習った妊婦さんや赤ちゃんの危険兆候を村人に伝えていきたいと思います。」トレーニング終了後にはこんなコメントありました。
村に居住しながら村人の健康を守る補助助産師の存在は村人からも慕われています。また、配属されたばかりの若手の助産師にとって、年配の補助助産師はその土地のことをよく知り、住民との信頼関係が構築されているため頼りになる存在でもあります。
助産師と補助助産師が連携し、適切な母子保健サービスが提供できるようPHJは支援していきます。
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ブログ国際協力志望に向けたキャリア相談パート1
古本チャリティ募金
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ご自宅や会社などで不要になった本やDVDを、「本棚お助け隊」に送ると査定され、買い取り金額に10%を上乗せした額がPHJに寄付されます。(10%はブギ様の協力お礼金となります。)
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対象となるアイテムも幅広く、雑誌や漫画、受験で使った参考書や旅行のガイドブック、また趣味で集めたフィギュアや楽器、ゲームなどもお取扱い可能です。
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回収した本は現金化され、PHJに寄付されます。企業の社会貢献活動やSDGs推進につながります。
ご興味関心のある方は、お気軽にご連絡ください。
《お問い合わせ・連絡先》ピープルズ・ホープ・ジャパン事務所 0422‐52‐5507
2018年4月号 カンボジア:正しく説明できてる?/ミャンマー:ドラマを見ながら安全なお産を。。
みなさま
こんにちは。
PHJ南部です。
日本ではこれからゴールデンウィークに入ります。
PHJ東京事務所も4月28日から
5月6日まで休業いたします。
(お問い合わせなどに対応できませんので
ご不便をおかけしますがご承知おきください。)
さて、
長期のお休み、皆様どのように過ごされるのでしょうか?
日本人の有休消化率は世界最下位とのこと*で、
働き方ならぬ休み方改革を推進しているとのこと。
そんな働きすぎの日本と比べると
PHJが支援している東南アジアでは
さぞ緩やかに働いているのだろうと
考えがちですが、
(そういう面もありますが・・・)
たとえばミャンマーの助産師さんは
休みもとらずに、1人で医師や看護師の代わりに
何千人もの患者を診なければ
いけないという過酷な働き方をしています。
新人助産師でさえも、現場で1人で
働くことも多々あります。
PHJはこうした助産師を少しでもサポートするために
卒後研修を実施していますが
働く環境が過酷なことに変わりはありません。
働き方という視点からも
その国が
さまざまな課題を抱えていることが
見えてきます。
それでは、今月のニュースです。
このメルマガを読んだら
休みをしっかりとりましょう!
*世界30か国対象
調査:旅行サイト「エクスペディア・ジャパン」
■■■CONTENTS■■■
【1】海外事務所活動レポート
≫カンボジア:正しく説明できてる?母子保健ボランティアの家庭訪問
≫ミャンマー:ドラマをみながら安全なお産を学ぶ
【2】国内事業活動レポート
≫東京:北里大学での出張講座
≫東京:インターン生紹介
【3】身近なことから支援に参加できます!
≫ドリンクを買うだけ、いらない服やバックを寄付するだけ
━━━━━━━━━━━━・・・‥‥‥……
【1】海外事務所活動レポート
≫カンボジア:正しく説明できてる?
母子保健ボランティアが妊産婦さんを訪問して
保健知識の強化や意識改善を図る大切な活動、
きちんとできているかを確認しています。
↓
http://www.ph-japan.org/program_cambodia_maternal_73
≫ミャンマー:ドラマをみながら安全なお産を学ぶ
教科書よりもドラマ仕立ての映像の方が伝わるようです。
↓
http://www.ph-japan.org/program_myanmar_maternal_49
【2】国内事業活動レポート
≫東京:北里大学での出張講座
北里大学看護学部の授業でカンボジアの母子保健に
関する講義を実施。参加型ワークショップも行いました。
↓
http://blog.livedoor.jp/ph_japan/archives/52255853.html
≫東京:インターン生紹介
新しいインターンさんを紹介します
↓
http://blog.livedoor.jp/ph_japan/archives/52255308.html
【3】募金のお知らせ
○自動販売機でPHJに寄付ができます
ドリンクを買うだけで、PHJに支援ができる。
そんな自動販売機をオフィス内などに設置して
社会貢献してみませんか?
http://www.ph-japan.org/corporate_sponsor_vendingmachine
○Tポイントカードやクレジットカードで寄付
yahoo!ネット募金でPHJに支援することが
できるようになりました。
Tポイントカードのポイントを寄付することもできます
http://donation.yahoo.co.jp/detail/5011001/
○断捨離で支援!ショッピングで支援!
使わなくなったバックや服を寄付して、ショッピングをして、
PHJを支援することができるようになりました。
海外ファッション通販サイト「waja」の
【ファッションチャリティプロジェクト】
http://www.waja.co.jp/fcp/npo/activity/8.html
_____________________________________________
最後まで読んでいただきありがとうございます。
お問い合わせやご感想など
info@ph-japan.org までお寄せください。
◆メール配信対象
本メールマガジンは、メールマガジン登録の手続きをしてくださった方々やPHJを
支援してくださっている方々、PHJの運営委員の方々ににお送りしています。
◆メール配信解除
メールニュースの配信停止をご希望の方は、以下のページにてお手続きを
お願いいたします。
≫ http://www.ph-japan.org/about_mailmagazine
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発行者:ピープルズ・ホープ・ジャパン
国際保健医療支援団体 認定NPO法人第1号
代表 廣見 公正
広報 南部 道子
〒180-8750 東京都武蔵野市中町 2-9-32
Tel: 0422-52-5507 Fax: 0422-52-7035
e-mail:info@ph-japan.org
URL: http://www.ph-japan.org
Copyrightピープルズ・ホープ・ジャパン
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【スタッフブログ】新潟県立看護大学にてトークセミナー
お産をする施設がない村に分娩室を
PHJでは安全な分娩環境作り支援の一環としてタッコン郡ミャウッミェイ地域にサブセンターの建築を行っています。サブセンターは村にある唯一の一次医療施設で、人口三千から一万人に対して1施設の割合で建てられています。サブセンターには助産師と公衆衛生スーパーバイザーが1名ずつ配属され、一般診療から母子保健・公衆衛生サービスを提供しています。
ミャウッミェイ地域にあるインバコンサブセンターは数年前に建築されましたが、分娩室がありません。
この地域の出産は年間136件(2016年)。妊婦さんたちは遠く離れた病院や、自宅に助産師を呼んで出産をせざるを得ない状況です。
そこで、PHJでは日本NGO連携無償資金協力の支援を受けてインバコンサブセンターの分娩室の建設を行うことになりました。
タッコン郡保健局、村長、村人、建築会社から成る建築管理委員会が定期会議を行い、
建築の進捗具合を確認しています。また、外部の施工管理業者も入り、建物の質を定期的にチェックしています。
7月の完成に向けて着々と建築が進んでいます。
インバコンサブセンター分娩室の完成を村人は心待ちにしています。
PHJ 事務所移転しました
2018年3月号:カンボジア:栄養満点のお粥づくり/ミャンマー:ブラジルのお産に学ぶ
━━━━━━━━━━━2018年3月30日
アジアの母と子をささえる 国際保健医療支援団体
ピープルズ・ホープ・ジャパン(PHJ)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
こんにちは。
今月からPHJのインターン生として
働いています茅根里紗です。
まだまだわからないことだらけですが、
広報として皆さんにPHJの活動をお伝えしていきます。
半年間よろしくお願いします。
3月も終わりに近づきすっかり暖かくなりましたね。
PHJの事務所近くの桜もとても綺麗に咲きました。
春といえば四季の始まり、再スタートの季節です!
暖かくなると、
何かを改めて頑張ろうという気持ちになってきますね。
PHJも気持ちを新たに元気に活動に取り組んでいます。
■■■CONTENTS■■■
【1】海外事務所活動レポート
≫カンボジア:栄養トレーニングでお粥づくり
≫ミャンマー:ブラジルのお産を見て考える
≫タイ:小児心臓病支援事業のその後
【2】国内事業活動レポート
≫支援団体によるカンボジア事業視察ツアー
【3】あと1日!安全なお産を応援しよう!
≫カンボジア安全なお産応援募金
【4】身近なことから支援に参加できます!
≫ドリンクを買うだけ、いらない服やバックを寄付するだけ
━━━━━━━━━━━━・・・‥‥‥……
【1】海外事務所活動レポート
≫カンボジア:栄養トレーニングでお粥づくり
生まれてから2歳までの子供達が健康な成長と発達を遂げるための
ケアとコミュニティを目指した活動を始まっています。
活動の一環のお粥とは。
http://www.ph-japan.org/program_cambodia_maternal_72
≫ミャンマー:ブラジルのお産を見て考える
過去にブラジルの母子保健プロジェクトに関わった経験のある専門家により
ブラジルのお産の講義をミャンマーの助産師さん対象に行いました。
その反応は・・・?
http://www.ph-japan.org/program_myanmar_maternal_48
≫タイ:小児先天性心臓病支援プログラムの現在
PHJタイで実施されていた小児先天性心臓病支援事業は、PHJから現地の関係団体に引き継がれ、
現在も続いています。先日この事業の最新の報告が届きました。
http://blog.livedoor.jp/ph_japan/archives/52254079.html
【2】国内事業活動レポート
≫2009年からカンボジア事業へご支援いただいている
成田コスモポリタンロータリークラブの代表者の方々が
活動地を訪問しました。参加者の方が日本のカレーを
カンボジアのお母さんや子供達にふるまってくださいました。
http://blog.livedoor.jp/ph_japan/archives/52254258.html
【3】募金のお知らせ
≫3月31日まで、カンボジアの安全なお産を応援できます。
1500円の寄付で妊婦健診や産後検診を奨励できます。
http://www.ph-japan.org/support_cambodia_osan
【4】身近なことから支援に参加できます!
○自動販売機でPHJに寄付ができます
ドリンクを買うだけで、PHJに支援ができる。
そんな自動販売機をオフィス内などに設置して
社会貢献してみませんか?
http://www.ph-japan.org/corporate_sponsor_vendingmachine
○Tポイントカードやクレジットカードで寄付
yahoo!ネット募金でPHJに支援することが
できるようになりました。
Tポイントカードのポイントを寄付することもできます
http://donation.yahoo.co.jp/detail/5011001/
○断捨離で支援!ショッピングで支援!
使わなくなったバックや服を寄付して、ショッピングをして、
PHJを支援することができるようになりました。
海外ファッション通販サイト「waja」の
【ファッションチャリティプロジェクト】
http://www.waja.co.jp/fcp/npo/activity/8.html
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最後まで読んでいただきありがとうございます。
お問い合わせやご感想など
info@ph-japan.org までお寄せください。
◆メール配信対象
本メールマガジンは、メールマガジン登録の手続きをしてくださった方々やPHJを
支援してくださっている方々、PHJの運営委員の方々ににお送りしています。
◆メール配信解除
メールニュースの配信停止をご希望の方は、以下のページにてお手続きを
お願いいたします。
≫ http://www.ph-japan.org/about_mailmagazine
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発行者:ピープルズ・ホープ・ジャパン
国際保健医療支援団体 認定NPO法人第1号
代表 廣見 公正
広報 南部 道子
〒180-8750 東京都武蔵野市中町 2-9-32
Tel: 0422-52-5507 Fax: 0422-52-7035
e-mail:info@ph-japan.org
URL: http://www.ph-japan.org
Copyrightピープルズ・ホープ・ジャパン
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ドラマを見ながら安全なお産を学ぶ
PHJでは村の妊婦さんや村人を対象に母子保健教育を2016年2月よりタッコン郡の農村部で行っています。
村の女性や村人に妊娠期や産後のケア、日常生活、異常兆候などの適切な知識を伝えることを目的に助産師が行っています。
今までは口頭やフリップチャートを用いての説明でしたが、新しい取り組みとして
ミャンマー保健省が制作した母子保健を題材にしたドラマを見てもらいました。
妊婦さんたちは大画面に映し出される映像に夢中になっていました。
ドラマの内容は、子だくさんの女性が妊娠するところから始まります。女性は助産師に出産時のリスクが高いからと病院での出産を勧められますが、自宅出産をし、出血多量で亡くなってしまいます。また、ドラマの後には分娩後や産後の異常兆候の説明もあります。
妊婦さんたちからは映像を見ながら学べるのでわかりやすいという声も聞かれました。
また助産師たちの間でも、評判が広がり自分が担当している村でも映像を使いたいという声も聞かれています。
今後も妊婦さんや村人が楽しく学べる母子保健教育を目指し、適切な知識が身につくように取り組んでいきたいと思います。