保健センターの井戸の掘削工事

カンボジアでは一般診療や分娩が行われる保健センターといった医療施設でさえ、水を確保するのが難しい状況です。
支援地にあるアレアッタノー保健センターではこれまで二つ井戸(手動でくみ上げるタイプ)
がありましたが、すでに水が出ない状態でした。そのため、保健センターの
スタッフがこれまでは水を買ってきて、しのいできました。
そこで、今回新たに電動で水をくみ上げるタイプの井戸を作るため掘削工事をしました。

地面に穴をあけて、パイプを通し、そこにポンプを差し込んで、水を吸い上げる仕組みです。

完成後の井戸

保健センターの裏にあるタンクと井戸をパイプでつなげ、モーターの電源を入れるとタンクに水が溜まるようになっています。
もちろん日本と比べればまだまだ厳しい環境ではありますが、
井戸による水の供給という重要なインフラが整った保健センターでよりよいサービスやケアが提供できればと思います。

村での母子保健教育の様子

母子保健教育は、助産診療センターだけではなく、住民の住んでいる農村地でも実施しています。
今回は、民家を借りて、産後の女性を対象に、産後のケアに関しての保健教育を助産師と補助助産師が中心となって行いました。
産後の女性と周辺の住民15名程度が集まった中での開催となりました。

(首も座っていない赤ちゃんをつれて産後のお母さんが参加!)

(近所の人も一緒に聞いています。)
保健教育の前と後に産婦さんたちの理解度をはかるテストを実施しています。今回参加した産婦さんは優秀で、教育後のテストの結果がとてもよくなっていました。
村の女性が正しい母子保健知識を得る場を今後も提供していきたいと思っています。

(教育の後のテストを受けるお母さん)

PHJ Indonesia office is closed

PHJ Indonesia Office was closed on December 31, 2016. All the PHJ Indonesia projects were transferred to the local organizations that will continue to support the projects under their initiatives. We appreciate your support to Indonesia projects since 1999.
Please see the Indonesia projects pages.
Please contact info@ph-japan.org for any inquiry on PHJ Indonesia projects.

ミャンマー母子保健ボランティア育成開始

━━━━━━━━━━━ 2016年1月31日
アジアの母と子をささえる 国際保健医療支援団体
ピープルズ・ホープ・ジャパン(PHJ)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
こんにちは。
PHJインターンの佐藤です。
早いもので、2017年も1か月が経とうとしています。
あっという間ですね。
どうぞ本年もご支援よろしくお願いいたします。
今年でPHJは20周年を迎えます。
大きな節目ということで、PHJ紹介パンフレットをリニューアルいたしました。
デザインや内容が新しくなり、
コンパクトで可愛らしいパンフレットに生まれ変わりました!
※インターンによるブログに写真を掲載しています。
(刊行物の団体紹介パンフレット兼会員申し込みをクリックすると
PDFがご覧になれます)
http://www.ph-japan.org/about_publications
より多くの方々の手にとっていただけるようにパンフレットを
何部かまとめて設置可能なオフィスや施設などが
ございましたら、ご連絡ください。
※インターンによるスタッフブログに写真を掲載しています。
本メルマガの最後部分をご覧ください。
それでは今月の内容も、ぜひ最後までお楽しみください!
>>>CONTENTS>>>
【1】海外活動レポート・・・カンボジア・ミャンマー
【2】PHJの素顔・・・・・・東京事務所スタッフ2名が登場
【3】海外駐在によるブログ更新・・カンボジア
【4】インターン生によるブログ更新
【5】いろいろな形で支援できます!
【1】海外活動レポート・・・カンボジア・ミャンマー
《カンボジア》
▼安全なお産を応援するギフトセット配布開始
http://www.ph-japan.org/program_cambodia_maternal_57
《ミャンマー》
▼助産診療センターの着工と母子保健ボランティアの育成開始
http://www.ph-japan.org/program_myanmar_maternal_33
【2】PHJの素顔・・・・・・東京事務所スタッフ2名が登場
今月は募金部の2名をインターンさんがインタビューしました。
▼募金部/東日本大震災支援 横尾勝
http://www.ph-japan.org/about_staff_yokoomasaru
▼募金部 大河内恒
http://www.ph-japan.org/about_staff_ookouchihisashi
▼他の東京事務所スタッフは
http://www.ph-japan.org/about_staff
来月より海外の現地スタッフ素顔を掲載します!
【3】海外駐在によるブログ更新・・カンボジア
▼新年のご挨拶(カンボジア事務所)
http://blog.livedoor.jp/ph_japan/archives/52237633.html
▼カンボジアの大家さんは親切
http://blog.livedoor.jp/ph_japan/archives/52238101.html
【4】インターン生によるブログ更新
新しいパンフレットについて↓
http://blog.livedoor.jp/ph_japan/archives/52238595.html
【5】いろいろな形で支援できます!
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ドリンクを買うだけで、PHJに支援ができる。
そんな自動販売機をオフィス内などに設置して社会貢献してみませんか?
すでに設置いただいている企業・団体様は50社以上!
設置をはじめメンテナンスはすべてサントリービバレッジサービスが行います。
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PHJを支援することができるようになりました。
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PHJスタッフインタビュー/カンボジア保健センターのビフォア・アフター

━━━━━━━━━━━ 2016年12月28日
アジアの母と子をささえる 国際保健医療支援団体
ピープルズ・ホープ・ジャパン(PHJ)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
こんにちは。
PHJインターンの國井です。
2016年もあとわずか。
皆さんにとっての2016年はどんな年でしたか?
2016年はPHJにとって20周年を目前に控えた年。
感謝の集いを開催しました。
今年最後のメルマガですが、
新企画が始まります。
PHJの事務所で働く人や雰囲気を
お伝えしていくインタビュー記事です。
今月は東京事務所スタッフが4人登場!
ぜひ最後までお読みいただき、
良いお年をお迎えください。
本年もご支援ありがとうございました。
>>>CONTENTS>>>
【1】Topics ・・・・・・・新企画!PHJの素顔のご紹介
【2】海外活動レポート・・・カンボジア・ミャンマー
【3】国内活動レポート・・・熊本地震医療支援のご報告
【4】今月の東京事務所・・カレンダー立ち募金に行ってきました
【5】いろいろな形で支援できます!
【1】Topics ・・・・・・・新企画!PHJで働く顔をご紹介
来年で20周年を迎えるPHJですが
タイ事業の現地移管など節目の年にもなりました。
活動地は少なくなる分、
各活動をより深く、質の高いものにしていける力や可能性が広がります。
そんなPHJの成長をこれからも皆様に見守り応援していただくために
活動だけでなく
PHJで働く人も知ってもらいたい、ということで
毎月スタッフのインタビュー記事を更新していくことにしました。
今月ご紹介するのは東京事務所で働く4人。
インターン生にインタビューしていただき、
文章にまとめていただいています。↓
http://www.ph-japan.org/about_staff
【スタッフインタビュー】の下の名前をクリックしてください。
来月も順次アップしていきます。 (PHJ広報 南部)
【2】海外活動レポート・・・カンボジア・ミャンマー
《カンボジア》
老朽化や立地などにより危険な状態の保健センターを補修し、安心快適に。
▼保健センターのビフォーアフターはこちら。
http://www.ph-japan.org/program_cambodia_maternal_55
《ミャンマー》
▼助産師さんのスキルチェックを行いました
http://www.ph-japan.org/program_myanmar_maternal_32
【3】国内活動レポート・・・熊本地震医療支援募金のご報告
12月28日をもって熊本地震医療支援募金を終了いたします。
寄付総額は16,92万1,482円(2016年4月25日~2016年12月28日)
となりました。皆様のあたたかいご支援、心より感謝申し上げます。
本募金で支援した病院の総数は熊本県と大分県の59病院となります。
具体的な支援内容については詳細な情報が入り次第、ご報告してまいります。
【4】今月の東京事務所・・カレンダー立ち募金に行ってきました
毎年恒例の企業内での立ち募金の様子をインターンさんに
書いてもらいました。
▼スタッフブログ
http://blog.livedoor.jp/ph_japan/archives/52237054.html
【5】いろいろな形で支援できます!
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代表 廣見 公正
広報 南部 道子
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健康とコミュニティ/カンボジア助産師の能力強化

━━━━━━━━━━━ 2016年11月30日
アジアの母と子をささえる 国際保健医療支援団体
ピープルズ・ホープ・ジャパン(PHJ)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
こんにちは。
PHJインターンの佐藤です。
早いもので11月も終わりが近づき、12月に入りますね。
今年もあと1か月!みなさんやり残したことはないですか??
晴れ晴れしい気持ちで2017年を迎えるべく、
PHJは残りの1か月も最後まで元気に活動していきます!!
たくさん食べてたくさん寝て、手洗いうがいもしっかりして、
インフルエンザに負けないようにしていきましょう!
そしてそして、2017年のカレンダー募金もまだまだ受け付けております!
私のお気に入りはタイの子が描いてくれた1月の絵。
4匹のカラフルなねずみたちが寄り添う姿、とても可愛いです。
年明けの準備としてチャリティーカレンダーはいかがでしょうか。
詳細はこちらをご覧ください
http://www.ph-japan.org/support_calender
それでは、今月のお知らせです!
===CONTENTS=========
【1】Topics ・・・・・・・・・・・コミュニティと健康
【2】海外活動レポート・・・カンボジア・ミャンマー
【3】国内活動レポート・・・東日本大震災の支援
【4】今月の東京事務所・・むさしの国際協力祭りに参加しました
【5】12/12のUHC・デーにパートナーとして参加!
【6】いろいろな形で支援できます!
【1】Topics ・・・コミュニティと健康
PHJは東南アジアの支援とともに
東日本大震災の支援も行っています。
PHJスタッフの横尾が
東日本大震災の支援の調査のために、
11月初めに石巻と気仙沼を訪問しました。
(下記の国内活動レポートをご覧ください)
東日本大震災から5年半がたち、
被災地の課題は刻々と変化しています。
様々な状況の変化により震災以来築き上げてきた
仮設住宅のコミュニティがバラバラになり、
体調を崩す入居者が増えているそうです。
このような状況に対し自治体は
包括的な支援を始めようとしています。
PHJの東南アジアでの母子のケアも、
現地の人とつながりながら
地域全体の包括支援を行っていますが、
医療や健康はコミュニティと切っても切り離せない関係にあるのだと、
改めて感じました。一時的な支援や物資の支援だけではなく、
継続的かつ包括的な支援の必要性を感じる今回の訪問でした。
【2】海外活動レポート・・・カンボジア・ミャンマー
《カンボジア》
1年しか助産教育を受けておらず臨床経験の少ない
准助産師向けに能力強化トレーニングをしました。
▼トレーニングの様子はこちら
http://www.ph-japan.org/program_cambodia_maternal_54
《ミャンマー》
産前の教育を4つの村で実施しました。
▼教育の様子はこちら
http://www.ph-japan.org/program_myanmar_maternal_31
【3】国内活動レポート・・・東日本大震災支援
《東日本大震災支援》
石巻、気仙沼を訪問した記録です。新たな課題がみえてきました。
▼訪問の様子はこちら
http://blog.livedoor.jp/ph_japan-saigai/archives/54685164.html
【4】今月の東京事務所・・・・・むさしの国際協力祭りに参加しました
PHJは今年もむさしの国際協力祭りに出展。
インターンの國井さんがカンボジアの友人に
協力してもらい、多言語紙芝居にクメール語で
参加しました。
ポーランド語、フランス語、ロシア語、英語、
韓国語、などまさに多様な言語で楽しむ紙芝居!
会場は大いに盛り上がりました。
▼当日の様子はこちら
http://blog.livedoor.jp/ph_japan/archives/52235544.html
【5】12/12のUHC・デーにパートナーとして参加!
12月12日は、「ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)・デー」
誰もが、どこでも、お金に困ることなく、自分の必要な質の良い保健・医療サービスを受けられる状態を実現するよう世界に呼びかける日です。PHJはこのUHCデーのパートナーとして参加しています。
▼UHCデーのWEBサイト
http://uhcday.jp/
【6】いろいろな形で支援できます!
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使わなくなったバックや服を寄付して、
ショッピングをして、
PHJを支援することができるようになりました。
海外ファッション通販サイト「waja」の
【ファッションチャリティプロジェクト】
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支援事例:田辺三菱製薬株式会社

インドネシア 地域保健センターの建築支援(2013~2015)

インドネシア農村部では社会インフラや地域医療が遅れているため、乳幼児死亡率や妊産婦死亡率が高くなっています。このような状況を改善するため、田辺三菱製薬は2013年にPHJが実施しているインドネシアの地域保健改善事業を支援することを決めました。対象地はバンタン州セラン県ティルタヤサ自治区 スジュン村とし、第一ステップとして地域保健センターを建築しました。このセンターは2013年7月に完成し、運営を開始しました。10月8日のセンターの開所式と看板の序幕がティルタヤサ自治区の代表やタナベ・インドネシアの社長および社員参列のもとに和やかに開催されました。

開設された地域保健センター
(開設された地域保健センター)
開所式に参列したTanabe Indonesia社長と助産師他
(開所式に参列したTanabe Indonesia社長と助産師他)

地域保健センターの利用率

2013年7月から12月までにセンターは一般診療400件、妊婦健診108件、出産20件、避妊処置86件、予防接種46件で利用されました。
2014年には助産師が常駐していない時期があったものの、月平均1件以上の出産に利用されました。2015年1月から10月までの利用は一般診療227件、妊婦健診295件、出産10件、病院への転送16件でした。

地域保健センターでの母子保健教育

妊婦や母親への保健指導は重要で、スジュン村では毎月助産師による妊婦教室(写真下)が開催されています。妊婦教室へ参加した妊婦さんたちは「家からも近く、助産師さんが親切で知識もあり、妊娠について学べてうれしいです。他の妊婦さんたちと話ができるのもよいですね。妊婦の栄養などについても学ぶことができました」と話していました。

妊婦教室
(妊婦教室)
診察に来た親子に問診を行う助産師
(診察に来た親子に問診を行う助産師)

地域保健センターで出産した母親(ヤンティさん)の話

センターで出産したのはいつも家に来てくれている助産師さんがいるからです。出産までいろいろアドバイスをくれました。設備も整っていて、助産師さんがいろいろチェックしてくれました。安心して出産できました。出産後もビタミン剤の処方、カウンセリング、子供の予防接種などで相談しました。

整頓され機能的に使われている診察室
(整頓され機能的に使われている診察室)
ヤンティさん親子
(ヤンティさん親子)

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