地域の住民に母子保健教育を行う保健ボランティアの研修を開始しました。
下の写真がアレージョン村の研修の様子。PHJのポロシャツもできあがりました。
下の写真がカンター村の様子。どちらも和気藹々と研修が進んでいます。
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WORLD AIDS DAY2015に合わせて教育強化
WORLD AIDS DAY2015がPHJの活動地チェンマイで開催され、チェンマイ県副知事よりPHJのHIVAIDS予防教育に対する感謝状が渡されました。
このWORLD AIDS DAYに合わせて各高等専門学校で強化月間として教育活動をより大々的に実施しました。
コンドームといった避妊具の正しい使い方やゲームやクイズ形式によるHIV/AIDSの学習を行い、各校で通常より多い人数(100人、300人規模で)に対する活動を行いました。
カムカムクメールとの連携による教育活動
今月は地域住民への保健教育に合わせてNPOカムカムクメールという団体の口腔衛生教育を合わせて実施しました。
最初に保健教育を行い「家族計画」をテーマに家族計画の必要性や避妊の方法などを伝えました。
その後カムカムクメールにより、口腔衛生教育を実施しました。(くわしくはこちら)
日本から来た歯科医師や歯科衛生士が優しく歯の健康について話し、
実際に歯ブラシを配って歯磨きの方法について指導しました。
また、カンボジア人の学生が手洗いの歌を歌って、
楽しく衛生について教育を行いました。
歌に合わせて楽しみながら歯磨きや手洗いを教わる子供たちは真剣そのもの。
教育活動をしているPHJとしても学ぶことの多い教育方法でした。
スジュン村での保健教育の成果
スジュン村において、PHJは安全なお産を支えるべく、母親層の知識の向上にポイントを置き、保健指導を行ってきました。助産師による妊婦教室もその一環で、PHJのサポートは昨年10月で終了したものの、現在も毎月妊婦検診・教室が実施され続けています。
また、ポスケスデスの利用状況についても、好調な利用状況が確認されています。
昨年1月~10月に妊婦健診に訪れた利用者は総勢295名で、そのうち70名以上が継続的に4回以上健診を受けていました。診療所が、妊婦さんにとっても知識向上の場として使われていることが伺えます。
一般診療は、村人の健康相談・診察も含め227名(昨年1月~10月)でした。同じ期間の自治区診療所を利用した自治区全体での数が300名余りだったことをみると、かなりの数の利用者であったことがわかります。
整頓されて機能的に使われている診察室
妊婦健診の際に実施される妊婦さん向けの教室
2村で保健教育を実施
地域住民の意識向上活動の一環として、2015年12月、2村で保健教育を行いました。トピックは「妊婦健診」です。参加者は全部で132人(うち15歳未満の子供が79人)でした。
村における保健衛生の意識向上のためには村人たちに正しい知識を分かりやすく伝えることが必要です。
そのため、PHJではこのほかにも「家族計画」、「安全な分娩・新生児ケア」、「母乳育児と栄養」、「下痢・衛生」、「結核」、「HIV/AIDS」、「予防接種」など身近な保健衛生を題材にした分かりやすいフリップチャートを作成し、対象となる村を巡回訪問し、フリップチャートを使用して保健衛生の正しい知識を村人に理解してもらう活動をしています。
ボランティアスタッフによる保健衛生の意識向上のための教育活動
興味深そうに話を聴いている子供たち
タック県の移動検診で、12名の心疾患を発見
昨年11月、タック県のメーソッド病院で小児先天性疾患の移動検診を行いました。タック県はミャンマーの国境近くに位置し、タイ国内でも貧困世帯の多い地域です。検査の対象は、日頃から体調が悪く、心臓病の疑いのある子供たち109名。検査をした結果、12名に心臓の疾患が発見され、ランパン病院にて精密検査を行うこととなりました。
タナブーン君は12名のうちの1人で、産まれつきチアノーゼを持っていましたが、今回の移動検診で心臓疾患であることが判明しました。タナブーン君は、2015年12月23日、ランパン病院で心臓手術を受けることができました。現在、回復に向けてがんばっています。
彼のお母さんからお礼のお手紙が届きましたので、ご紹介します。
「息子の心臓手術を支援してくださった、すべてのサポーターに感謝の気持ちを伝えます。どうもありがとうございます。
息子はまだ産まれたばかりで、経済的にも余裕がなかったため、このサポートについて知って非常に嬉しく感じました。私は本当に息子と心臓手術の費用について、心配するばかりでした。サポーターのすべての願い、そして永遠の幸福と繁栄を祈ります。」
心臓施術を受けたタナブーン君
サブセンター建築は順調に進行
サブセンター(助産診療センター)は、2015年11月末の段階で、カンター村、アレージョン村とも建築作業を開始し、スタッフと共に建築の現場視察および進捗管理を進めてきました。
アレージョン村は、建築の基盤となる基礎、土台、梁, 柱の建築が進み、12月末の段階で壁に取り掛かっている状況です。現時点で50%に当たる部分の完成を終えました。
カンター村は、12月末段階で基礎、土台といった基礎の部分を終え、梁、柱に取り掛かっている段階です。引き続き、建築作業が計画通り進むよう管理を行っていきます。
カンター村のサブセンター建築工事の様子
医療棟には、病室、分娩室、診察室を設ける予定
複数名のスタッフが使用できる予定の医療職員棟
15村で保健教育を実施
今月も村での保健教育を実施した。今月は15村で「デング熱・マラリア」、5村で「下痢・衛生」を実施しました。子どもを含む総参加者数は877名(平均43-44名)、うち15歳以上の大人は512名(平均25-26名)でした。
また、今月はKhpop Ta Ngoun (クポップタグォン)保健センター長が、保健センター管轄の7村のうち5村での保健教育に参加してくださいました。当保健センター長の事業への姿勢は大変積極的で、他の2保健センターについても、保健センタースタッフに保健教育に参加してもうらえるよう働きかけていく予定です。
定期的に行われる村の保健教育の様子
保健教育のフィリップを使って説明する保健ボランティアスタッフと村人たち
サブセンターの建築を開始
11月初旬、二つのサブセンター建設に必要な建築許可を取得することができました。
建築会社との契約および、建築開始に関わるセレモニーと、それに関わる細かな打ち合わせを各村で行い、建築を開始しました。3月末の完成に間に合わせるべく、建築状況のモニタリングや建築運営委員会の組織等を含めた進捗管理を進めていきます。
建築開始に伴う式典の様子
建築現場にて
資材運び込みの様子
5省で771名が自己触診研修に参加
2013年より5省を対象に自己触診研修を実施。11月は5回の研修を行い、771名が参加しました。
各対象地域1,000名(30-70歳)の目標ですが、現段階で地域によって達成度に大きな差異が出ています。
タイ・グエン省:840名
ハイ・フォン省:2230名
フン・イエン省:1370名
ハ・ナム省:800名
ナム・ディン省:720名
まもなく3年目を迎え、プロジェクトが終了となるので、未達の地域については参加促進を働きかける予定です。
また、2016年1月には最終報告会議が開催され、現地の提携先であるVWU(ベトナムウイメンズユニオン)は当プロジェクトを活動の一環として取り組む旨を宣言する予定です。
乳がんについての知識を広め、予防活動を推進