2015カレンダーの絵を選考しました

2015年チャリティカレンダーのために、タイ、カンボジア、インドネシア、日本の子ども達が描いてくれた絵が届いたので、絵の選考会を行いました。

どの絵も個性的で、絵本のシーンひとつひとつが生き生きと描かれていました。絵のクオリティも年々高くなっているので、スタッフの中でも意見が分かれ、時間をかけて選考させていただきました。

上の絵はカンボジアの子ども達が描いてくれた、「いたずらウサギチュローチュ」のウサギがおじいさんとおばあさんの育てたバナナにいたずらをするシーンです。周りの風景は色鮮やかに描かれていますし、登場人物の表情も生き生きとして、楽しい作品ばかりでした。

上の絵は、タイの子ども達が描いてくれた「馬の顔をした娘」と日本の子ども達が描いてくれた「桃太郎」の絵です。のびのびと力強く描いてくれました。
スタッフが選考した数十枚の絵を、さらにデザイナーが12枚に絞り込んでいきます。
完成したカレンダーは、後日、活動レポートで紹介させていただく予定ですので、お楽しみに!

カンボジアの子ども達に描いてもらったカレンダーの絵

昨年に引き続き、カンボジア・コンポントム州の小学校の子ども達に2015年チャリティーカレンダーの絵を描いてもらいました。
  
  
今回読み聞かせた絵本は、「いたずらうさぎチュローチュ 作:田島征彦」です。毎日ボランティア・ネットワークの川村正文さんが、カンボジアの老人たちから聞き書きされた話をもとに創った絵本で、以前、寄贈用にとクメール語に翻訳されたものを現地に送らせていただきました。
カンボジアのある村がお話しの舞台で、おじいさんとおばあさんが売りに出すために育てていたバナナを食べてしまったり、川を渡るのにワニを騙したりと、いたずら好きなウサギが、目の見えない心優しいヤギとの出会いをきっかけに、今までの自分を振り返り、出会ったヤギと仲良く暮らしていくという物語です。
  
  
身を乗り出して絵本を見ている子ども達の姿が印象的です。
思い思いにたくさんの色を使って、とても力強く描いてくれました。絵本がとても面白かったということが伝わってくる楽しい絵ばかりで、選ぶのに迷ってしまいます。
  
  
  

母子保健教育で、菜園活動の野菜を配布!

クマニサン村での母子保健教育の様子です。家族計画の避妊がテーマです。

ポンタンレゴン村の母子保健教育。妊婦さんにとって重要な貧血検査のために採血しています。胎児の成長時に鉄分を多くとるため、母親が貧血になりがちです。毎月検査し、結果が芳しくない妊婦さんには保健省から配給されている鉄分サプリメントをとるように促しています。

トゥンクラック村での母子保健教育では集まった女性に栄養菜園活動でとれた野菜を配布しました。

ドラマセラピーをはじめて・・・

PHJがHOPEパートナーとして支援している脳性まひのフロック君。
昨年の5月からドラマセラピーという治療を行っています。
ドラマセラピーとは、演劇的手法(ドラマゲーム、即興、ロールプレイ、物語作りなど)や、演劇的要素(昔話、神話、パペット、マスク、イメージなど)を意図的に用いることで、問題の整理や課題の達成を目指すもので、実践を基盤として欧米を中心に発展してきた体験的な心理療法です。

(写真の右側がフロック君。左側はフロック君の弟です。)
月例ミーティングで通っているRICD病院でドラマセラピーを毎日のように受けていました。
フロック君はその役になりきって演じることができるようで、ドラマセラピーを受けるようになって、
人から言われたことを素直に聞けるようになって、症状が改善している、
とご両親は言っているとのことです。
フロック君、ドラマセラピーをとても楽しんでいるようで、
そこが治療にも良いのかもしれませんね。

学校保健教育の授業を開始

学校保健では授業計画の骨子も固まり、教材もそろい、いよいよ授業開始。
授業を始める前に模擬授業を行い進行の練習を行いました。
実際の授業では教師が中心となって進行しながら、グループワークやロールプレイゲームでは
保健ボランティアや保健センタースタッフがサポートに入るなど、協力しながら
うまく進行している場面も見られました。

上の写真は、自分の衛生行動を見直し、できていないところはなぜかを話し合って紙に書いています。

上の写真は、先輩や友達からをドラッグをすすめられたら、どのように対処するかを言葉に出して言ってみよう(Noという、大人を呼ぶ等)というロールプレイです。
また小学校5、6年生を対象に性教育も行い、男性、女性の身体的な違いをはじめ、コンドームの使い方など具体的な避妊の方法などを教えました。子供たちもふざけたり、反発したりといった反応も見られず、きちんと教師の話を聞いていたとのこと。このあたりは日本の小学校よりも進んでいる、といった印象を受けました。

地域保健センターが完成し、竣工式が行われました。

サンパルワディ村の新しい地域保健センターが完成しました。
りっぱな橋もできています。

ソーラー井戸もあります。

センター内の設備や機器も整っています。

竣工式を行い、このセンターの建設支援をしてくださった岩渕薬品株式会社の社長が来てくださいました。
(左から3番目が岩渕薬品株式会社の社長、左から2番目がPHJ小田理事長)

岩渕薬品株式会社の100周年の記念事業の一環で支援してくださいました。

子供たちも興味津々で竣工式の様子を見ていました。


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