雨季にともなうデング熱に注意

村人への保健教育はその時々の季節によって、また村によって
教育の内容がかわります。

現在は雨季にともなうデング熱の発生に対する注意を喚起するために
トピックとして取り上げた村が多数ありました。

最近ではPHJタイ事務所のスタッフの子供がデング熱にかかりましたが、
重症化すると命にもかかわる恐ろしい感染病。
予防教育の大切さを感じずにいられません。

ワールドハートデーに出展しました

ワールドハートデー(世界心臓デー)がナコーンピン病院にて開催され、PHJタイ事務所も出展しました。

スローガンは“Take the road to the healthy heart”, 健康な心臓に向けて進もう!
PHJタイ事務所のブースでは小児心臓病に関するパンフレットや展示、またゲームや塗り絵など子供も楽しめる展示内容にしました。

テンペの春巻きとなすの肉詰めがグランプリに!

栄養メニューコンテストを実施しました。このコンテストは助産師とボランティアを対象に行います。このコンテストで開発したメニューを、村の女性に調理実習・教育を通して啓蒙しています。

コンテストでメニューを発表する際に味とともに栄養面に関するポイントを伝えるという部分が今回のポイントでした。

コンテストのお題はおなじみのテンペを使った料理と自由課題としてもう1品。そしてグランプリに輝いたのは・・・テンペの春巻きとナスの肉詰め。
ウーーン。おいしそう!栄養面も大事、でも美味しいと思えないと、続かないですよね。下がグランプリに輝いた助産師さんです。

搬送システム運営委員で話し合い

トゥクトゥクを利用した妊産婦さんのための救急搬送システム。このシステムは村人たち自身が運営をしていく、というところもポイントです。そのためドライバーや会計係りなどによる運営委員会はとても重要です。

今回の課題は出稼ぎにによってドライバー不在となり、交代要員を任命しました。このように村では少額のお金だけでなく、知恵も絞りながら、さまざまな課題を解決していきます。

家庭訪問で見える現実とは

PHJが支援している子供たちの家庭訪問の様子をご紹介します。
各家庭にはボランティアで協力いただいている病院の作業療法士とともに
巡回します。

PHJで支援している子供のなかには、タイ国籍をもたないミャンマーなどからの移民も少なくありません。移民の場合はタイの医療保険制度を受けられないため、経済的に苦しい家庭ではPHJの支援が必要となります。
これからお見せする写真は子供たちの住んでいる家。
しかしビニールやベニヤ板などで作られ家とは呼べないほど
劣悪な環境で過ごしていることがわかります。

貧しい上に子供が障害を持って生まれてしまったり、事故にあって脳に障害が残ってしまったり、と何重もの苦しみが家族にのしかかっています。PHJでは病院までの交通費の支援だけでなく、月に一回のミーティングや家庭訪問などでコミュニケーションを図ることで精神的な負担も少しは軽くできれば、と考えています。

家族計画、妊娠時の注意

多産も妊産婦死亡のリスクの一つ。ということで避妊や家族計画も重要な教育の一つ。そこで、避妊ピルの使用も勧めています。とはいえピルを飲むのは抵抗がある人が多く、なかなか普及していません。

妊娠時の注意としては処方薬以外は服用しない、腹痛を感じた時は即受診するといったことや、出産前に誰に介助してもらうか決めておくといったことを強調しました。
写真は危険なお産の兆候を参加者に書いてもらい、勉強会を行っています。

【講演&茶話懇談会】カンボジアの女性たちと働いた5年間

PHJカンボジア事務所の元所長(現在は東京事務所で海外事業を担当)中田が、カンボジアの農村部で5年間働いてきた経験やそもそも国際協力に取り組んだきっかけなどを話します。
また中田は講演会の直前までスタディツアーのアテンドのためカンボジア出張していますので、カンボジアの農村でいま何が起こっているか、もお伝えできます。
国際協力の分野で働きたいと考えている方、就職で悩まれている方、カンボジアに興味のある方、どなたでもお気軽に参加ください。
■日時:9月28日(土) 13時30分~16時まで
■場所:武蔵野プレイス フォーラム4F
JR中央線 武蔵境駅 南口 徒歩1分
http://www.musashino.or.jp/place.html
■参加費用:無料
■主催:むさしのスカーレット
■このイベントに関する問い合わせ:0422-55-7968(担当:高田)
■ピープルズ・ホープ・ジャパンに関するお問い合わせ:0422-52-5507(担当:南部)

ベトナムから報告のために来日!

乳がん検診推進プロジェクトのコーディネータージュンさん、ウイメンズユニオンのウォンさん、タイのジラナン所長とともに来日しました。来日の目的はこの事業を支援していただいている横河商事株式会社様への活動報告です。
写真は横河商事様オフィスでのプレゼン前の写真。
下列右端がジュンさん、中央がウォンさん、左がPHJタイのジラナン所長。上列中央が横河商事の神谷理事、右端がPHJ東京スタッフの蓮見、左端が塩田。

プレゼンでは活動の背景から、活動の核となるウイメンズユニオンの紹介、活動の内容や実績などを紹介しました。メイントレーナーのジラナン所長も詳しい自己触診の内容について紹介。
プレゼン後は日本の食事を堪能していただきました。

東京事務所のスタッフが視察

東京事務所スタッフの畑が8月にチェンマイへ出張。活動を視察してきました。
実際に活動を目にするとヘルスボランティアの働きに驚かされます。彼女達が日々村の女性に啓蒙しなければ、このキャンペーンにくる女性は数少なかったことでしょう。
下の写真は受付を行っているところ。

さらに乳がんの自己触診法も伝授しています。教えているのはPHJタイのスタッフ、ジョイ。乳がん、子宮頸がんの正しい知識を伝えながらも持ち前の明るさで盛り上げていました。


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