PHJでは、コミュニティと保健センターの架け橋となる「保健ボランティア・母子保健ボランティア」の能力強化をしています。
彼らは、コミュニティの健康改善のために自らボランティアとなり、地域住民に対して保健教育や啓発活動を行い保健知識の向上に貢献しています。
特に新型コロナウイルス感染拡大が続くいま、地域住民に感染予防の保健教育を効果的に実施できるのは、コミュニティの一員で住民から信頼されているボランティアたちです。
保健教育の要である保健・母子保健ボランティア対象にとした能力強化研修を、ピアムゴッスナー保健センターで9月末に実施しました。
研修や大規模の会議が禁止されているものの、州保健局がボランティアへの研修の重要性を理解し、開催実現に協力してくださいました。
研修テーマは、「子どもの栄養とコロナ感染防止対策を含めた衛生」。
少人数に抑えるため参加者は2つのグループに分け、各二日間の研修開催しました。
1グループは11名、もう一つのグループは9名の保健・母子保健ボランティアが参加しました。
ファシリテーターは州保健局スタッフ2名が担い、オブザーバーとして保健行政区の母子保健担当、州保健局スタッフが各1名参加しました。
1日目の内容は、母乳育児や栄養素、離乳食の作り方を含めた子どもの栄養教育、そして、手洗いなどの衛生教育でした。
2日目については次回のレポートで、報告します。
コロナ禍での研修で、不安もあったと思いますが、ボランティアのみんなは常に明るく時には冗談に笑いながら学んでいる姿をみて カンボジア人の力強さを感じました。
困難な時だからこそ、誰一人取り残さないためにボランティアさんの活躍が必要です。
【本事業は、外務省日本NGO連携無償資金とサポーター企業・団体、個人の皆様からのご支援により実施しています。】