おはなしカレンダー2015が完成しました

アジアのおはなしカレンダー2015が完成しました!

今年はパステルカラーでさわやかな仕上がりです。
鮮やかで個性的な絵を紙芝居のように楽しむことができる、実用的なカレンダー。
毎月めくるのが楽しくなります!
◎カレンダーの詳細とお申込みはこちらから
9月21日(日)に開催された「三鷹国際交流フェスティバル」と、10月4日(土)~5日(日)に開催された「グローバルフェスタJAPAN2014」でアジアのおはなしカレンダー展を出展しました。

カレンダーに載せきれなかった、たくさんの絵を展示しました。
たくさんの方が絵を見て楽しんで下さって、とても嬉しかったです。

また、グローバルフェスタJAPAN2014の最終日5日(日)は、台風が接近していたため午前中での終了となりました。大雨の中足を運んで下さって、本当にありがとうございました。
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プロジェクト完了セミナー

少し前になりますが、7月に「プロジェクト完了セミナー」を実施しました。
これはコンポントム州の活動地の保健センターのスタッフや
農村のキーパーソンを集めて、PHJのプロジェクトを現地だけでいかに
継続していくか、について話し合うことが大きな目的です。

セミナーでは、①(PDM-Project Design Matrix 指標による)プロジェクトの
成果の共有
②プロジェクト完了調査の結果共有(2011年と2014年の同調査の結果比較)
を行いました。

また、これらの情報をインプットにして、保健センター、保健ボランティア、
母子保健ボランティア&伝統的産婆、保健搬送システムの4グループに分かれ、
PHJプロジェクトの活動をどのように持続できるかを話し合ってもらい、
各グループから発表してもらいました。


発表の内容を下記に1例をあげます。
●母子保健ボランティアの場合 
・村での家庭訪問、母子保健啓発教育
これまでと同様に自主的に家庭訪問を続け、母子保健教育、
保健センターへの照会を続けていく。
・情報共有活動
3ヶ月に1度の会議に出席し、保健センター⇔村間の情報共有を続ける。
村会議、祭事(結婚式、新生児祝い等)、マーケットでの女性同士の
交流時に積極的に母子保健に関するアドバイスを行い、村人⇔村人間
の情報共有も促進する。


このようにコンポントム州の活動は完了し、現地の人たち自身で
自分たちの健康を守る基盤を育てていきます。
健康な村づくり、現地の人たちにとってはこれが真のスタートでは
ないかと思います。
ぜひとも自分たちの力で健康な村を維持していってもらいたいと、
心から願います。

2名の看護師が集中講座を受講しました。

小児先天性心臓病手術支援事業では毎年数名の看護師育成を行っています。
過去の活動の様子はこちら
集中講座が8月にバンコクで開かれ、ランパン病院の看護師2名タッサネー・カモンさんとプレヤダ・パピチャヌンさんが受講しました。
下の写真はVSD(ventricular septal defect: 心室中隔欠損)という疾患について講義を受けているところ。当事業で支援している手術でもとても多い症状です。

インターン生が活動地を視察-Part2-

東京事務所のインターン生 永山さんの活動地訪問記、第二弾です。
前回は、セラン県ティルタヤサ自治区ススカン村での母子保健教育活動の様子をお伝えしました。
お伝えしきれない部分があったので、「Part2」としてティルタヤサ自治区診療所、栄養クリニック・教育センター、菜園の様子をお伝えします!
ティルタヤサ自治区診療所には救急車が常備されており、優しい女性スタッフが常駐していました。患者さんがいらっしゃらなかったので、お話を聞くことは出来なかったのですが、笑顔が溢れるアットホームな雰囲気から、充実度や信頼度をうかがい知ることが出来ました。

帰り際に、看護師さんからお土産にと、インドネシアではおなじみの果物「LengKeng(レンケン)」をいただきました。ライチのような味がして、甘くてとても美味しいんです!

最後に訪れたのは、栄養クリニック・教育センターとそこに併設されている菜園です。こちらにも助産師さんが駐在しており、必要な医療器具も揃えられているため、妊婦の急な体調の変化にも対応できるようです。

菜園では気候に合わせて、小松菜や白瓜、玉葱など日本でも馴染みのある野菜がたくさん育てられました。

その中に1つ、日本ではあまり見かけない野菜がありました。インドネシア語で「dawm pandang(ダウン パンダン)」と呼ばれています。独特な甘い香りがして、インドネシアではこの葉を入れてご飯を炊いたり、お菓子の香り付けや色付けに使われたりしています。
ビタミンやアミノ酸が豊富で、一説によると「消化不良」「腹痛」「発熱」「糖尿病」「皮膚病」「不妊症」等に効果があるようで、国民にとても親しまれています。
<ダウン・パンダン>
育てた野菜は村人たちが自ら収穫し、平等に分配します。菜園で収穫された野菜を利用して作る「栄養メニューコンテスト」も定期的に実施されており、村のお母さん達も活動に意欲的です。⇒栄養メニューコンテストの様子はこちらから

インターン生が活動地を視察-Part1-

8月12日、インドネシアのセラン県を、東京事務所のインターン生の永山さんが訪問しました。
下記が永山さん自身による視察の報告です。
前日に降った雨の影響で道がさらに悪くなっていて大変でしたが、セラン県中心部より約1時間半で到着しました。
視察させていただいたのは、セラン県ススカン村の地域保健センターとティルタヤサ自治区診療所、栄養クリニック・教育センター、そこに併設されている菜園です。
地域保健センターでは、母子保健教育活動が行われていました。
 
この保健センターに5年ほど勤めていらっしゃる、助産師のエティ( Eti )さんを中心に、30人ほどのお母さんたちが輪になり、和気あいあいとした雰囲気で活動をしていました。
 
今回の教育テーマは「妊娠における危険な症状や兆候」。話の内容は、出血や熱や嘔吐、それらへの対応などの基礎知識でしたが、村での出産にたくさんの不安を抱えているお母さんたちからはたくさんの質問が飛び、エティさんがそれら全てに丁寧に答えていました。
エティさん自身も現在7か月の男の子を持つ“先輩ママ”ということもあり、お母さんたちは彼女をとても信頼しているようでした。「相談できる相手は誰ですか?」という質問にも、皆さん口を揃えて「助産師さん!」とおっしゃっていました。
全体での活動が終わると、個別に薬の配布や体調のチェックが行われ、スタッフや助産師さんたちは、個人的な相談にも時間をかけて丁寧にアドバイスしていました。
 
お母さんたちが積極的に活動に参加していた様子から、村全体の出産や育児に対する意識が高まっているのを感じました。私の「出産は自宅でしますか?」という質問にも、「それは絶対に有り得ません。保健センターで出産します。」と全員が答え、教育活動によって意識が変化していることを実感し、とても嬉しく思いました。
 
エティさんも「PHJの保健教育にはとても重要な意義を感じています。まだ課題はありますが、実際に保健センターで出産するお母さんが増え、たくさんの子供を取り上げ、たくさんのお母さんを助けることができており、活動の手ごたえを感じています。」と充実した表情を見せてくれました。
文化の違う土地でプロジェクトを実施し、成果を上げるためには大変な努力と時間がかかることを痛感しましたが、それらには人々の意識をも変える力があるということも実感しました。
PHJでのインターンも残り4か月となりましたが、今回の経験を胸に、責任と誇りを持って、楽しく!活動に携わらせていただきたいと思います!
永山 日菜

コンポンチャムへの事務所引っ越し準備

9月から現事務所のあるコンポントム州から
コンポンチャム州に引っ越します。
そのため
8月前半はコンポンチャム州で新事務所をさがしました。 
人づてに聞いたりしながら候補となる事務所をいくつか
ピックアップして見に行きました。
最終的には
コンポンチャム州病院に近いところの物件に
決まりました。

事務所正面

事務所内部
さあ、ここでこれから新たに事業を開始します!
みなさん、ご支援・ご協力よろしくお願いします。

出張報告 1年目の活動評価とピア教育ルーム視察

7月に海外事業担当スタッフをタイ事務所に訪問し、HIVエイズ予防教育の
1年目の活動に対する評価をタイ事務所スタッフとともに行いました。

その結果1年目にして目に見える行動変容が起こっており、
たとえばHIV抗体検査の受診率は
ピア教育を受けていない学生が18%であるのに対し、
ピア教育を受けた学生は69%。
また最後の性交渉でのコンドーム使用率は
ピア教育を受けていない学生が23%であるのに対し、
ピア教育を受けた学生は96%という結果となりました。
これらの成果が上がった背景として、PHJのピア教育により正しい情報が
正確に伝わっていたこと、ピアエデュケーター(PE)や先生が協力的だったこと、
PHJのスタッフが定期的に高専を訪問し活動を適宜フォローしていた等が挙げられました。
また出張ではピア教育ルームも視察。

たとえばシータナ高専のピア教育ルームは約17人/日の利用があるとのこと。
ピアエデュケーターはシフトを組んでおり、
他の学生たちがいつ訪れても相談に応じられるようにしていました。
見学に行った日も10名弱のPEが待機していた。
学生が相談に来たら、まずはPEと話をし、
それでも解決しなければ高専の先生、
また毎週火・金に県保健局から職員が来て
学生たちの相談に応じるようにするとのこと。
衝立で区切られたカウンセリングルームを使用するそう。
HIVだけでなく恋愛やお金の相談等も受け付けているので、
特に学生たちはピア教育ルームに来るのを
恥ずかしがることはないとのことでした。

上の写真はコンドームの自動販売機。

2歳の男の子が手術を受けました。

2歳のプルム君がチェンマイ大学病院で手術を受けました。
プルム君は生後4日の時点で医師から
心臓病を患っているとの診断を受けました。
ただ、心臓病の手術をするには小さすぎたため、
2歳になるのを待って手術を受けることにしました。

プルム君の家庭は経済的に厳しく、
手術費用が出せない状況とのことで、
PHJを通した支援によって手術を受けられることになりました。
プルム君の手術はチェンマイ大学病院で
7月25日に行われ、無事成功しました。
タイの先天性心臓病手術支援に関してはこちら

5校のピア教育ルームを開設

HIVエイズ予防教育の対象となっている高等専門学校で、ピア教育ルームを開設しました。
ピア教育ルームとはピアデュケーター間のミーティングや、悩みを抱えた学生が相談に訪れる
場所にして、学校内にピア教育ルームを作り、ピアデュケーターが中心となり運営しています。
下記がピア教育ルームの写真です。各校の特徴がでていますね。
Srithana Commercial Chiang-Mai Technological College

Lanna Polytechnic TechnologyCollege Chiang-Mai

Chiang Mai Vocational College

Chiang Mai Technical College

Chiang Mai Commercial Technical College


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