インドネシア 過去のプロジェクト 感染症予防教育

(期間:2010~ 対象地域:バリ州ギアーニア県)

PHJタイのHIV/AIDS予防のためのピア教育を、インドネシアでも展開させる事業を計画中です。また バリ州ギアーニア県では2009年頃より狂犬病が拡大していますが、犬に対する予防接種が徹底されていないこと、狂犬病ワクチンが国内で生産されていないといった背景があり、対策が必要とされていました。そこで2007年ごろからPHJが同地域で行っていた鳥インフルエンザ・新型インフエンザ予防教育事業での実績が認められ、県保健局から狂犬病予防への応用展開の要請を受けました。鳥インフルエンザ事業で実施した効果的な感染予防のための啓蒙教育の手法・人材・組織を水平展開した教育活動と予防接種ワクチンの支援を行っています。

活動レポート

2013/05/22
HIV/AIDS予防教育の習得のためにタイに出張詳細はこちら

活動内容

タイのエイズ予防教育の横展開(計画)
実施地域での評価の高いPHJタイの若者向けのエイズ予防教育。この活動をインドネシアでも推進するため、二か国で情報を共有中。
医療体制の強化
診療所およびリフェラル病院医療従事者への教育、救急体制・トリアージなどのシステム構築、感染予防医療資機材の整備
感染症予防啓蒙教育
小学生や村人へのインフルエンザ基礎知識教育
予防接種ワクチンの支援
ワクチン不足のため、狂犬病ワクチンの提供を支援

カンボジア 過去のプロジェクト 母子保健改善事業フェーズⅡ

(期間:2011年~2014年7月 対象地域:コンポントム州)

活動レポート

2014/09/29
プロジェクト完了セミナー詳細はこちら
2014/08/29
コンポンチャムへの事務所引っ越し準備詳細はこちら
2014/07/11
看護師・助産師育成学校に医学図書を寄贈詳細はこちら
2014/06/30
大使館・州保健局母子保健チーフのPHJ活動視察詳細はこちら
2014/06/30
プロジェクトの完了に向けて詳細はこちら
2014/05/28
衛生推進活動をすすめて詳細はこちら
2014/04/23
学校保健教育の授業を開始詳細はこちら
2014/03/25
スタツアメンバーが衛生教育と母子保健ボランティアの活動に参加!詳細はこちら
2014/02/19
ティポー保健センターに救急搬送用トゥクトゥクが寄贈されました。詳細はこちら
2013/12/19
自立して歩き出す4つの保健センター詳細はこちら
2013/11/27
学校保健教育がいよいよスタート詳細はこちら
2013/09/27
搬送システム運営委員で話し合い詳細はこちら
2013/08/26
Tシャツで産後ケア推進!詳細はこちら
2013/07/26
村をまわって衛生教育の効果をチェック詳細はこちら
2013/06/19
保健センター運営委員で充実した話し合い詳細はこちら
2013/05/22
母子保健ボランティア育成 本番!詳細はこちら
2013/04/23
モニタリング評価ワークショップを行いました詳細はこちら
2013/03/22
救急搬送用トゥクトゥクの寄贈式が開かれました詳細はこちら
2013/02/25
再トレーニングの必要性詳細はこちら
2013/01/24
トイレ建設支援の様子詳細はこちら
2012/12/18
州保健局主催 母子保健会議でのPHJ活動発表詳細はこちら
2012/11/26
新規ボランティア育成トレーニング詳細はこちら
2012/10/23
トゥクトゥク運営委員会が開かれています詳細はこちら
2012/08/21
妊婦搬送システム(トゥクトゥク)がスタートして半年詳細はこちら
2012/07/05
トイレ支援を始めて半年詳細はこちら

活動内容

CCMN育成と戸別訪問
村の女性の中からCCMN(母子保健ボランティア)となる人材を育成します。彼女たちは、村の妊産婦を戸別訪問し、妊娠・出産に関してアドバイスしたり、保健センターに赴き必要なサービスを受けるようにすすめる、など活動の中核的な役割を果たします。
住民による水と衛生推進活動
下痢などの予防できる病気によって命を落とす子供がいます。衛生などの日々の生活習慣を変えることが大切です。「手洗い」「飲み水」などに関する衛生教育やゴミ拾いなどのキャンペーンを通して衛生観念の普及を図ります。さらにトイレ建設による衛生モデル世帯を育成し、多角的に村での衛生的な生活の定着を図ります。
村での保健教育活動
PHJが育成してきた保健ボランティア(通常村に2名)が村人に対して保健に関するグループ教育を実施します。PHJ作成の保健教材を使って教育します。保健センタースタッフも協力し、教育の補足など行います。トピックは「妊婦健診」「安全なお産とは」「母乳育児」「栄養」「衛生」「下痢対策」など母子保健を中心に扱います。
村と保健センターとのネットワーク支援
村には保健ボランティア、母子保健ボランティア、伝統的産婆など村の保健を担うキーパーソンがいます。
地域の保健センターが効率よく活動を行うためには、村の保健キーパーソンとの情報交換・協働が必要です。そのネットワークを促進・支援するために月例会議を開催しています。
村と保健センターを結ぶ搬送サービス
出産中の異常など急を要する事態には迅速な対応が必要です。しかし保健施設(病院・保健センター)は村から離れていることが多く、施設に行くための交通手段が見つからず、時には命を落とすことさえあります。
PHJは、救急搬送のために改造したトゥクトゥクを村と保健センターに寄贈し、村で自立した運営ができる搬送システムを構築し、毎月の運営会議などを支援しています。

8月、9月で1168名が参加

8月後半・9月では、ハイ・フォン省、.ハ・ナン省、ナム・ディン省、フン・イェン省、タイ・グエン省で
乳がん教育・自己触診研修(参加者:1168名)が実施されました。
下記はタイ・グエン省での研修の様子です。


下記はフン・イエン省での研修の様子


参加者の内訳は下記の通りです。
1.ハイ・フォン省, 233 名
2.ハ・ナン省, 104 名
3. ナム・ディン省, 450 名
4. フン・イェン省, 114 名
5. タイ・グエン省, 267 名

ピアエデュケーター育成研修

高等専門学校の120名の学生がピアエデュケーターの育成研修を受けました。
泊り込み合宿で行われるこの研修では、たとえば下記のような研修をします。
●HIVAIDSの感染を疑似体験する「水の交換」

●男性と女性の体の違いを絵に描くといったワークショップ

●性交渉のタイミングについて考える
(熟れたバナナと青いバナナを食べて、早すぎる性交渉への注意を促す)

●チームワークとリーダーシップを養うワークショップ

●学生をリラックスさせるさまざまなパフォーマンス

この研修を経て、ピアデュケーターとして養成された学生が、
リーダー的な立場でHIV/AIDS予防教育を進めていきます。

コンポンチャム州での事業スタート

コンポンチャムの事業は市原新所長のもとですすめられています。
左から会計・事務担当のンゴット、プロジェクトオフィサーのサレット、
ナックリー、運転手のリム(10月末まで)市原新所長、中田、です。

事務所も開設しました。
カンボジアでは新しい土地や新しい場所で仕事や生活を始める場合に、
お坊さんに来てもらうのですが、PHJ事務所の開設時にも来ていただきました。

これから進めるプロジェクトの現状把握のために保健行政区の事務所や
保健センター3か所でインタビューを行いました。

保健センターなどでのインタビューで現状と課題を洗い出し、
今後の活動についてワークショップ形式でスタッフと話し合いました。

新所長の元で事業が進んでいます。

今回はインドネシア事務所の新所長とスタッフを紹介します。
10月半ばより柳瀬美子がPHJインドネシアの新所長として
赴任しております。

スタッフ全員とオフィス前にて。
左からドライバーのカフィス、助産師のデデ、柳瀬所長、助産師のキノ、タリの
4人のスタッフと共に既存プロジェクトを運営・遂行していきます。

オフィスは、倉庫の一角を借りて入っています。
こじんまりしたやや手狭な部屋に皆で一丸となって活動していきます。

新所長柳瀬です。インドネシア到着し始動です。

おはなしカレンダー2015が完成しました

アジアのおはなしカレンダー2015が完成しました!

今年はパステルカラーでさわやかな仕上がりです。
鮮やかで個性的な絵を紙芝居のように楽しむことができる、実用的なカレンダー。
毎月めくるのが楽しくなります!
◎カレンダーの詳細とお申込みはこちらから
9月21日(日)に開催された「三鷹国際交流フェスティバル」と、10月4日(土)~5日(日)に開催された「グローバルフェスタJAPAN2014」でアジアのおはなしカレンダー展を出展しました。

カレンダーに載せきれなかった、たくさんの絵を展示しました。
たくさんの方が絵を見て楽しんで下さって、とても嬉しかったです。

また、グローバルフェスタJAPAN2014の最終日5日(日)は、台風が接近していたため午前中での終了となりました。大雨の中足を運んで下さって、本当にありがとうございました。
◎カレンダーの詳細とお申込みはこちらから

プロジェクト完了セミナー

少し前になりますが、7月に「プロジェクト完了セミナー」を実施しました。
これはコンポントム州の活動地の保健センターのスタッフや
農村のキーパーソンを集めて、PHJのプロジェクトを現地だけでいかに
継続していくか、について話し合うことが大きな目的です。

セミナーでは、①(PDM-Project Design Matrix 指標による)プロジェクトの
成果の共有
②プロジェクト完了調査の結果共有(2011年と2014年の同調査の結果比較)
を行いました。

また、これらの情報をインプットにして、保健センター、保健ボランティア、
母子保健ボランティア&伝統的産婆、保健搬送システムの4グループに分かれ、
PHJプロジェクトの活動をどのように持続できるかを話し合ってもらい、
各グループから発表してもらいました。


発表の内容を下記に1例をあげます。
●母子保健ボランティアの場合 
・村での家庭訪問、母子保健啓発教育
これまでと同様に自主的に家庭訪問を続け、母子保健教育、
保健センターへの照会を続けていく。
・情報共有活動
3ヶ月に1度の会議に出席し、保健センター⇔村間の情報共有を続ける。
村会議、祭事(結婚式、新生児祝い等)、マーケットでの女性同士の
交流時に積極的に母子保健に関するアドバイスを行い、村人⇔村人間
の情報共有も促進する。


このようにコンポントム州の活動は完了し、現地の人たち自身で
自分たちの健康を守る基盤を育てていきます。
健康な村づくり、現地の人たちにとってはこれが真のスタートでは
ないかと思います。
ぜひとも自分たちの力で健康な村を維持していってもらいたいと、
心から願います。

2名の看護師が集中講座を受講しました。

小児先天性心臓病手術支援事業では毎年数名の看護師育成を行っています。
過去の活動の様子はこちら
集中講座が8月にバンコクで開かれ、ランパン病院の看護師2名タッサネー・カモンさんとプレヤダ・パピチャヌンさんが受講しました。
下の写真はVSD(ventricular septal defect: 心室中隔欠損)という疾患について講義を受けているところ。当事業で支援している手術でもとても多い症状です。


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