モニタリング評価ワークショップを行いました

2013年度(2012年7月開始)活動の中間レビューとして3日間にわたり内部でモニタリング評価ワークショップを開催しました。各事業はほぼ滞りなく進行しているものの、恒常的な課題(村人の自主性など)は依然として存在しており、また出稼ぎ者の急増や若者人口の減少など活動地である村の状況も刻々と変化しているため、活動スタイルを含め対応策を考えていく必要があると考えています。

工場前にて検診キャンペーンを実施しました。

タイ・チェンマイ県(3年間で6郡に対して実施)において子宮頸がん、乳がんの検診推進事業を実施しています。3年目の実施地域はサンパントン郡、ハンドン郡で、対象である30-60歳の女性はそれぞれ20,953人、18,800人です。
3月はサンパントン郡で18回、ハンドン郡で11回の検診推進キャンペーンを実施し、合計3,387名の女性が参加しました。
こちらの写真は移動検診車を活用し、工場で行ったキャンペーンの模様です。平日は仕事の都合でなかなか検診に行く機会がない女性が参加出来たりと、住民にはとても喜ばれています。

妊娠期の栄養について

国立栄養研究所のヴィドド氏を招いて、「妊娠期の栄養について」をテーマに教育活動を実施しました。栄養バランスの取れた食事が出来ていないことに加え、必要なカロリーを慢性的に摂れていない妊婦が多く、その理由としては、貧困も一つに挙げられるものの、多くの場合は心理的な要素が強いという事でした。
妊娠初期は「つわり」などにより、食べることへの恐怖を感じることで、食欲がない・欠食するなどの妊婦が多いとの事でした。従って、「嘔吐したとしても欠食しないことを心がける」必要性が説明されました。

救急搬送用トゥクトゥクの寄贈式が開かれました。

PHJの活動先であるチュックサック地区の4村、チュックサック保健センターに新規導入する救急搬送用カート(トゥクトゥク)4台の寄贈式が、3月11日に大塚製薬株式会社梶山様をお招きし開催されました。
寄贈式は、チュックサック地区内のお寺で行われ、地区長、村長、保健センター長、保健センタースタッフ、学校関係者、住民など村総出の出席で執り行われました。梶山様、村の代表、PHJからのスピーチがあり、それぞれ保健搬送システムにかける思いが熱く語られました。
また、搬送カートの安全を願う僧侶の祈祷や、「アラピア」という国民的唱歌の村人の合唱、PHJがかつて地域に寄贈した伝統楽器の演奏など、ほのぼのとした温かいカンボジアらしい寄贈式になりました。

5日間の研修は大満足の内容でした。

2月25日~3月1日聖マリアンナ医科大学病院放射線科2名の技師により、バリ州ギアーニア病院8名の技師に対してCTスキャンの研修が行われました。
CTの初期設定ミスの修正を含め、画質の向上設定などが主な内容でした。良い成果を出すことができ、現地の技師達は研修に大変満足していました。研修の終盤には現地の技師自ら疑問や問題を解決しようという姿勢が見られ、指導した技師も非常に喜んで下さいました。

楽しい時間を過ごしました!

ラジャナガリン子供発達支援センターで治療を続けている子供にむけて、2月1日メーリム郡にあるエレファントファームにてスタディツアーを開催しました。13家族が参加し、象のショーや園内散策を楽しみました。子供たちは、象が鼻で色とりどりの絵を描く様子を見て、とても驚き喜んでいました。家族からは、「障がい児を世話する毎日は不安やストレスが溜まりやすく、この活動によってリラックスすることが出来た。」「このような機会がなければ、子供たちをここに連れてくることは出来なかった。」と嬉しい声が聞かれました。

再トレーニングの必要性

PHJでは母子保健ボランティアを育成していますが、
今回は、12年度に育成したボランティア、及びユニセフが2010年に育成した母子保健ボランティア向けに3日間のリフレッシュトレーニングを行いました。内容は基本的に新規トレーニングの内容全体をおさらいし、重要な部分をピックアップしました。
トレーニングの前後で理解度を測る知識テストを行ったのですが、産前ケアに関する知識では事前テストで67%の理解度、事後では88%、産後ケアに関する知識では事前テストで56%、事後で92%と、それぞれに上昇が見られました。
ただ、1年間で理解度が70%以下に落ち込んでいるのを見ると、定期的なリフレッシュトレーニングの必要性が感じられました。

写真は、家庭訪問での相談の練習です。母子保健ボランティアは、妊婦や産後の女性を訪問して、体調や精神状態などをチェックし、悩みや疑問点への相談に乗ります。
産前ケアはかなり定着してきている感触はありますが、出産が終われば安心してしまうのか、産後ケアに無関心な母親が多くいます。出産後は母親、新生児ともに様々なリスクにさらされやすく、(産後出血、感染症、赤ちゃんの低体温、高熱など様々)死亡に繋がることも少なくありません。今回のトレーニングでは、産後ケアに十分時間を取り、力を入れて再トレーニングしました。

「生後6ヶ月は母乳中心で」

セラン県で実施している月例母子保健教育ですが、今月のテーマは「新生児」
生後まもなくからバナナや蜂蜜を与える習慣があるのですが、生後6ヶ月は母乳で育てるようにという指導を行いました。
また、へその緒の処理についてもコーヒーやウコンなどを塗る習慣があり、これに関しても塗らないようにと厳しく指導しています。

可愛い笑顔を見せてくれました。

今月はランパン病院にて2名の手術が行われました。
そのうちの1名は生後9ヶ月のサミュくん。生後すぐに頻脈と呼吸困難の症状が見られ、
心室中隔欠損症と診断されました。
農業に従事する両親の収入は不安定で、家計は厳しく、手術をする経済的な余裕はありませんでした。
2013年1月8日に行われた手術は無事成功し、写真のような可愛らしい笑顔を見せてくれました!

トイレ建設支援の様子

カンボジア コンポントム州にて衛生推進活動の一環としてトイレ建設を支援しています。
乾季に入ったため、トイレ建設に関する話し合いがもたれました。資材も配布され、各自で建設をすすめています。一家のお父さんが建設をする事が主ですが、
お父さんにスキルがなければ村の大工さんにお金を払って建ててもらうこともあります。
今回は4つの衛生モデル村の中の60世帯に対して支援を行いました。引き続きモデル村での衛生キャンペーン、衛生教育を行っていきます。

説明会
建設中
排水システムを作っているところ
トイレ内部

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