継続は力なりー医療者の定期的な技術指導サポート実施―
講義を1回受けただけで、その内容を理解し、身につくという人は一体どれだけいるでしょう?
PHJでは医療従事者、主に保健センタースタッフの能力強化・向上のため、研修を実施しています。
しかし、1回の研修だけではスキル・知識の維持が難しい、忘れてしまう、という声が参加者や関係者から上がっていました。
そこで、再研修やコーチングの実施などと共に、定期的な技術指導サポートを行っています。毎月1回、講師となる保健行政区スタッフが対象保健センターに赴き、保健センタースタッフが実際に来院者を診ている現場で直接指導しています。指導後、保健行政区スタッフは、保健センタースタッフミーティングで、全保健スタッフにフィードバックを伝えます。
2020年始めから実施している活動ですが、以前と比べ、保健センタースタッフの能力が上がったと、そして対応がよくなり、保健センターに来院しやすくなったという声が、多くの地域住民から上がるようになりました。
保健センタースタッフからも、自分の技術に自信が持てるようになった、以前より来院者から感謝されるようになりうれしい、といったコメントが聞けるようになりました。
技術指導にはホスピタリティについても取り入れていますが、なによりも保健センタースタッフ自身が自分たちのスキルに自信が持てるようになったことが来院者対応の質の向上につながっているようです。
医療従事者の能力向上は、保健制度の発展の大事な要素です。地道な努力ではありますが、長期的な医療制度の発展を目指していきます。
全ての人が健康で希望を持って暮らせるために、保健センタースタッフがこれからもより一層、村人の健康を守っていけるよう、PHJも活動を通して貢献していきますので、これからも温かく見守っていてください。
【本事業は、外務省日本NGO連携無償資金とサポーター企業・団体、個人の皆様からのご支援により実施しています。】