活動レポート
活動内容
CCMN育成と戸別訪問
村の女性の中からCCMN(母子保健ボランティア)となる人材を育成します。彼女たちは、村の妊産婦を戸別訪問し、妊娠・出産に関してアドバイスしたり、保健センターに赴き必要なサービスを受けるようにすすめる、など活動の中核的な役割を果たします。
住民による水と衛生推進活動
下痢などの予防できる病気によって命を落とす子供がいます。衛生などの日々の生活習慣を変えることが大切です。「手洗い」「飲み水」などに関する衛生教育やゴミ拾いなどのキャンペーンを通して衛生観念の普及を図ります。さらにトイレ建設による衛生モデル世帯を育成し、多角的に村での衛生的な生活の定着を図ります。
村での保健教育活動
PHJが育成してきた保健ボランティア(通常村に2名)が村人に対して保健に関するグループ教育を実施します。PHJ作成の保健教材を使って教育します。保健センタースタッフも協力し、教育の補足など行います。トピックは「妊婦健診」「安全なお産とは」「母乳育児」「栄養」「衛生」「下痢対策」など母子保健を中心に扱います。
村と保健センターとのネットワーク支援
村には保健ボランティア、母子保健ボランティア、伝統的産婆など村の保健を担うキーパーソンがいます。
地域の保健センターが効率よく活動を行うためには、村の保健キーパーソンとの情報交換・協働が必要です。そのネットワークを促進・支援するために月例会議を開催しています。
村と保健センターを結ぶ搬送サービス
出産中の異常など急を要する事態には迅速な対応が必要です。しかし保健施設(病院・保健センター)は村から離れていることが多く、施設に行くための交通手段が見つからず、時には命を落とすことさえあります。
PHJは、救急搬送のために改造したトゥクトゥクを村と保健センターに寄贈し、村で自立した運営ができる搬送システムを構築し、毎月の運営会議などを支援しています。