(期間:2000~2016 対象地域:チェンマイ )
PHJタイのHIV/AIDS予防教育のノウハウが一冊の本になりました!!1000円のご寄付で1冊を差し上げます。
HIV感染を体験する「水の交換」などのワークショップや、ピア教育に必要なリーダーシップやチームビルディング、カウンセリングのポイントなど、充実したカリキュラムが凝縮しています。
【本冊子をご希望の方へ】
1:ご希望の方は info@ph-japan.org までお名前、住所、電話番号とご希望の冊数を明記し、ご連絡ください。
2:銀行振り込みにて下記のいずれかの口座に入金ください。(1000円のご寄付で1冊差し上げます。)
・みずほ銀行 三鷹支店(普通)1357971 ピープルズホープジャパン
・三菱東京UFJ銀行 三鷹支店(普通)1524692 ピープルズホープジャパン
3:領収書とともに冊子をお送りいたします。
↑表紙画像をクリックすると目次が現れます。
(活動内容)
プログラムが始まった当初は、婚前カップル対象のカウンセリングと血液検査を実施していましたが、その後男女大学生が参加するHIV/AIDS予防ピア教育*1に移行しました。
これまで500名を超す大学生ピアエデュケーターを育成、彼らが30,000人の大学生にHIV/AIDSの知識を伝えてきました。対象大学では現在も自力で活動を継続しています。【→活動の様子を動画でご覧になれます:YouTube】
過去の事業の評価を2012年に実施したところ、PHJのHIV/AIDS予防教育活動が大学生のHIV知識向上と行動変容に効果があったことが明らかとなっており、チェンマイ県保健局の強い要請もあり、2013年8月から2016年7月までは対象年齢を高等専門学校生*2に下げ事業を実施しました*3。3年間で18校720名のピアエデュケーターを育成し、5,160人の高等専門学校生にピア教育を実施する目標を達成することが出来ました。
*1 ピア教育とは、同世代間で知識・スキル・行動を共有する教育のことであり、それを行う同世代のリーダーをピアエデュケーターといいます。
*2 近年タイでは、性交渉の早期化が危惧されています。中学校を卒業し高等専門学校へ進学する学生の中には親元を離れて寮生活や1人暮らしを始めるケースが多くあります。社会経済的地位が低い家庭出身の学生も多く、ライフスタイルの急激な変化に加え、性感染症などの保健知識も低いため、リスクの高い行動をとる学生の割合が高いと言われています。
*3 この事業は 日本政府補助金(NGO連携無償資金協力)を得て実施しています。
活動レポート
活動内容
ピアエデュケーター(PE)の育成
チェンマイ県内の18の高等専門学校から720名の学生を選出し、HIV/AIDSの知識や予防行動などを仲間に伝えられるよう、育成研修を実施しています。研修を受けたPEは、各学校に戻りピア教育活動を行います。PHJはPEや学校職員らと定期的に会議を行い、活動をフォローしていきます。
ピア教育
各学校のPEが、校内の学生を対象にゲームを通して楽しみながらHIV/AIDSの知識や予防行動について教えています。PEの発案でHIV/AIDS啓発の映像を作成し、ピア教育で活用しています。
ピア教育ルームの運営
PE間のミーティングや、悩みを抱えた学生が相談に訪れる場所にして、学校内にピア教育ルームを作り、PEが中心となり運営しています。
HIV抗体検査
移動検診車(ミニバス)を活用し、希望者に匿名でのHIV抗体検査を実施しています。