カンボジアでは1日に1.6人*
妊娠・出産で女性が亡くなっています。
出典:WHO2017
医療人材や施設が十分とはいえないカンボジアやミャンマーの地方農村では女性は妊娠・出産時に亡くなるリスクが高く、ミャンマーでは1年間に2400人、カンボジアでは590人が亡くなっています(WHO2017)。日本では年間33人(厚生労働省2017年)ということからも、2 か国の妊産婦さんの死亡の高さがうかがえます。
命がけの出産
自宅での出産も珍しくないカンボジアやミャンマー。分娩に適した環境が整っていない、出産を介助する人に適切な医療知識が備わっていない、ということが多く、お母さん、さらには赤ちゃんまでも命を落としてしまうケースがあります。
妊産婦死亡の原因となるのは「3つの遅れ」
妊娠出産で母親が死ぬ原因には「3つの遅れ」があるといわれています。まず、病気や異常に気づくことができない、病気の認識不足、経済状況が悪いといった理由から、治療を受けることを決断できず、手遅れになることがあります。さらに治療を受けようと思っても、医療施設までの距離が遠い、交通手段がない、道路の状態が悪いことからたどり着くことさえも難しいことがあります。なんとか医療施設に来ても、適切な治療を受けられないこともあります。手術や輸血が必要でも、必要な機材や医薬品が不足していたり、専門の医師がその場にいないこともあります。
妊産婦の命を救うには医療環境や社会的・文化的な背景が複雑に絡み合っていることから、地域を包括的かつ地道に支援し、することが求められています。
PHJは母と子の健康を守るため、包括的な支援をしています。
PHJは妊産婦死亡率の高いカンボジアやミャンマーの農村部で、母子保健面での継続したケアが可能になる仕組みを地域全体で目指しています。この活動に共感していただき、一人でも多くの女性に、無事に出産を終えてお母さんになってほしいという思いを込めて「こんにちは、赤ちゃん」ならぬ「こんにちは、おかあさん」募金をはじめました。
これまでの成果
ミャンマーでの活動
事業地であるタッコン郡で妊産婦と新生児の健康改善事業に取り組んだところ、より質の高いサービスを母子が受けられるようになりました。
カンボジアでの活動
コンポンチャム州での本事業を通じて2014年10月~2018年9月までに、妊婦検診の受診率、保健センターでの出産率が大幅に向上しました。
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